甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋（つちはし）が、その使い心地も含めてご紹介していきます。（毎月第四金曜日配信）

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スケッチブックスタイルで手軽に、それでいて本格的な撮影ができるロフトオリジナルの背景紙「STUDIO BOOK（スタジオブック）」。おかげさまで好評いただき、増産を重ねている。そして第3弾が新たに登場した。「STUDIO BOOK 3Fold」というものだ。背景紙が写真になり、3つ折り構造になっているのが大きな特徴である。

■ とてもリアルなレンガ調・ウッド調

第3弾の「STUDIO BOOK 3Fold」は「ストーン」と「ウッド」の2タイプがある。「ストーン」はレンガ調を中心とした背景紙、「ウッド」は文字通り様々なウッドの背景紙が揃っている。いずれの背景紙も写真が印刷されていて、どれもリアルなものばかり。言葉で説明するよりも、実際に見ていただいた方が分かりやすいだろう。

「ストーン」はホワイトやブラウンのレンガ調をはじめ、5柄の背景紙が一冊の中に綴じ込まれている。

「ウッド」には、ホワイトのペンキを刷毛で塗ったようなものをはじめ、丸太やブラウン、ナチュラルなどタイプの違う色々な木目調がこちらも5柄綴じ込まれている。

■ 色々使える「3つ折り」構造

「3Fold」とは「3つ折り」という意味。全ての背景紙は3つに折りたたまれている。この構造により4通りの撮影方法が可能となる。

まず、表紙を開いたままの状態での撮影。これでA3と十分なサイズになっている。

次に1つ広げてみる。こうすると先ほどの倍のA2になる。ノートを開いた紙面を撮影するのにちょうど良い。

3つ目は開いた奥側を立てる。インクボトルやフィギュアなど高さのあるものが撮影しやすくなる。背面を立てる際は、壁に立てかけたり、ティッシュボックスやスタンドなどを利用すると良い。

そして、「3Fold」ならではの完全に広げきってしまう撮影法。こうするとA3の３倍の広々としたスペースが出現する。ノートや色々な文具を並べて撮影するときに重宝する。

このように色々と使え、それでいながらスケッチブックスタイルはそのままなので本棚などに収納しやすい。

■ 撮影すると、よりリアルに

これらの撮影法で実際に撮影してみた。肉眼で見た時よりレンズを通して見た方が、レンガやウッドによりリアルさが生まれる。

レンガ調やウッドの境目がある柄は、柄の境目がちょうど折り目に来るようにしてある。そのため折り目が目立ちにくい。紙の表面はマッドな仕様のため、反射しづらくなっているのも背景紙向きである。

これまでの「STUDIO BOOK」は色の紙やマーブルといった柄の背景紙だった。それらに加え今回の写真を使った背景紙では、また違った雰囲気の写真を撮ることができる。SNSでの映える画像をアップする時、フリマアプリで出品する商品を綺麗に撮りたい時などに、きっと大いに活躍してくれることだろう。

別売りの「ライトボード」も併用すると光や影の調整ができて、より本格的な画像になる。

[レイメイ藤井 BLEND STUDIO BOOK 3Fold 各種 税込2,530円]
[レイメイ藤井 BLEND LIGHT BOARD 税込1,650円]

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記事配信日：2022/07/04