コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」その75

オンライン会議で活躍するペン

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#文具は別腹 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

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テレワークの普及に伴い、仕事道具である文具もいろいろと進化を遂げている。限られたデスクスペースに収まりの良いノートやダイアリーは色々な種類から選べるようになったし、仕事道具をまとめておくペンケースもペンを入れるだけでなくスマホを立てるといった役回りもこなすなど、テレワークに寄り添う新しい文具が次々に生まれ続けている。

そして、ペンにおいてもこの流れに乗ったものがいよいよ出てきた。ゼブラの「フィラーレ ディレクション」は、そのことを大いに感じさせるペンである。

■ メタルボディのサインペン

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これはサインペン・マーカーペンである。この手のペンには珍しいメタルボディのため高級感がある。ショートサイズで太軸なボディは手の中ですんなりと馴染む。メタルボディの割にそれほど重くないのも新鮮だ。ペン先はボディをツイストすると出てくる。やや重めのツイストだが、とてもまろやかな回し心地がある。

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このペンは「モイストキープインク」を採用している。これはペン先を収納したまま52週間もインクが乾かず、みずみずしい書き味で書いていけるというものだ。ペン先を収納しているとは言え、ペンの先端には穴が開いたままでペン先は空気に触れた状態である。この「モイストキープインク」は空気中の水分を吸収してペン先の乾きを防いでくれるという。このインクは同じくゼブラの「クリッカート」というペンですでに採用されているものだ。

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太軸、そして程よい重みでペン先を走らせてみると、とてもなめらかさがある。同じ「モイストキープインク」を使っている「クリッカート」とは一味違う書き味だ。やはりメタルボディによるものなのだろう。

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■ 伝わる文字が書ける

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筆跡はサインペン特有の太く力強さがある。いつも使っているボールペンで書いた時よりも文字に迫力がある。テレワークでは、オンラインのミーティングが日常的にある。それぞれが自分のパソコンモニターを覗き込んで行われる。この状態で資料などを指し示して、ペンで注釈を加えるとき、「ディレクション」の力強い筆跡はモニター越しの相手にもしっかりと伝えらえる。

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また、書かずとも企画書の説明をしていて、ペンで重要なポイントを指し示すこともある。この時にもこのペンは指し棒としても使える。ペン先が明るい金色になっているので、人の目が自然に行きやすい。

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このようにオンラインのMTGの時に重宝してくれるペンである。オンラインに限らず、リアルのシーンで資料の修正依頼やコメントなどをするときも力強い文字には伝える力がある。さらに言えば、一人でアイデア出しをする際にも、少し大きめの紙に向かい書き出す時にも適している。伝えるのは第三者の相手だけでなく、自分でもいいのである。伝わりやすく、そして心地よく書けるペンである。

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[ゼブラ フィラーレ ディレクション 各色 税込2,200円]
[フィラーレディレクション用 替え芯 各色 220円]

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記事配信日:2021/11/26

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