甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)
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このペンを手にしてじっとペン先を見ると、書かずにはいられなくなる。もうこうしてはいられないというくらいに書きたくなってしまう。透明キャップ越しからペン先の様子がよく見える。細長い針のようなペン先が2本、付き合いたてのカップルのように寄り添っている。これまでに見たことのないペン先である。
サンスター文具の「ツインク」の楽しさ、書き心地をお届けしてみたいと思う。
■ まるで小さなアイスキャンディのよう
キャップを外し、ペン先をもっとじっくりと見てみたくてルーペで拡大して覗き込んでみた。2色の細長いペン先が触れそうなくらいの微妙な距離感でまっすぐ伸びている。この「ツインク」には色々なペンの組み合わせがある。中でもオレンジは、まるでアイスキャンディのようにうっすらと透けているように見える。
ペン先の根元も透明素材なので、このカラフルで清涼感のあるツインペン先をしっかりと拝むことができる。ルーペをお持ちの方は、光にかざしてぜひじっくりと見てみてほしい。
■ これまで味わったことのない筆跡
たっぷりとペン先を見てきたので、次に実際に書いてみる。いつのもペンの時のように握って書いてみると、2色のうち1色だけで書いていける。ペン先の先端は2本とも同じ長さで並行のため、いつものポジションで書くと、そのうちの1本だけが紙に触れる。クルリとペン先を回転させるともう1色で書ける。
次にペン先に意識を集中して、2本のペン先が同時に紙に触れるようにして書いてみる。これが実に新鮮。2色のカラフルな筆跡が紙の上に賑やかに描かれる。ペンの間隔がとても狭いので2本のラインもピッタリと寄り添っている。カラフルな2本の筆跡はこれまでに味わったことのないものである。
文字を書くことはもちろんできるし、ラインを引くこともできる。多色ペンであり、2本ラインまで書けるので多機能なペンでもある。
■ 使い方色々
たとえば、ノートの重要な箇所にラインを引く、手帳の重要な予定を目立たせるという使い方ができるだろう。
また、文字を書くシーンとしては、メッセージカードにも大いに使える。「Happy Birthday」や「 Happy New Year」などをツインクで書いてみる。あまりキレイに書こうとせずササっと書いていっても、この絶妙な線幅・そしてカラーの組み合わせだと不思議と様になる。
このペンは、ペン先を見て楽しく、そして書いてもこれまでにない楽しさがある。ノートや手帳、カードなど日常の手書きに彩りを加えてくれる。
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記事配信日:2021/09/10