コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」その67

まるで工具箱なペンケース

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#文具は別腹 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

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最近のペンケースには本当に驚かされる。ほーこんな機能があるんだ!というのが付いていたりする。だからペンケースコーナーをつぶさに見ていくと実に楽しい。そのいずれもが一見すると普通なのだが、開けてみると便利な機能が飛び出してくるので、油断がならない。考えてみると、私が小学生だった頃、いろいろなところが開く筆箱が流行った。日本の筆箱・ペンケースは、当時からの創意工夫が継承されているのを感じる。このカミオジャパンの「パコトレーペンケース」は、ペンケースの開き具合に驚かされる。

■ 開いた後がスゴイ

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細長いボックススタイル。ダブルジッパーになっている。これがいいのは、あらかじめ2つのジッパーを上にしておけば、ジッパーを全部開けなくても少し開けるだけでペンだけをすぐに取り出せるところである。このダブルジッパーは、あくまでもこのペンケースのサブ的な機能になる。

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次にジッパーを両サイドに完全にスライドして全開にする。中には間仕切りがあって3室に分かれている。よくこういうペンケースは、グイと手で広げてみるもペンケースの素材が持つ反発力でせっかく大きく広げても戻ってしまうことがある。このペンケースではその点を解決してくれている。グイと広げてさらにもう少し大きく広げる。

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ペンケースがフラットになるくらい広げ切る。こうすると底のところにパタッという感触がある。実は底にはマグネットが仕込まれていて、ピタッとくっつくのだ。ペンケースは完全に開ききった状態で保たれる。

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■ カテゴリーごとに整理

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3室ある収納スペースは、中央だけ少し上に持ち上げられた格好になる。取りやすくなるので、日頃最もよく使うペンをこの中央に入れておくといい。5本くらい入れておける。

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そして、両サイドのスペースにはそれ以外の文具類を入れる。片側には使用頻度のやや低いペン一式を入れる。ここは中央のスペースよりわずかに広いので7本くらいを収納しておける。

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そして反対側にはペン以外の文具類を入れていく。ハサミ、定規、ふせん(正方形のタイプは入らない)、マステなどが入った。

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こうしてみると、これはペンケースというよりも、もはや引き出しひとつ分を持ち歩いている感じになる。それくらいの収納力だ。そしてこのペンケースの広げた状態は、どことなく大工さんや整備士さんがよく使っている工具入れのようでもある。たくさんの仕事道具をカテゴリーごとに整理して収納して、そのそれぞれが取り出しやすくなるなかなか便利なペンケースである。

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[カミオジャパン パコトレーペンケース 各色 税込1,650円]

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記事配信日:2021/07/23

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