甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)
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今やペンケースが花盛り。ロフトのペンケース売場に足を運ぶと、色とりどりのペンケースがフックに吊るされてズラリと販売されている。デザインやカラーもさることながら立ったり、大きく広がったりと便利な機能を持ったものも多く選ぶ楽しさがある。学研ステイフルのクロスタンドは、立ってスタンドになるタイプなのだが、その立ち姿がとてもいかしている。
■ フラットなペンケース
ペンケースが閉じられた状態では、正直なところすごい機能があるとは思えない、そんな静かな佇まいである。二つ折りされたフラットな状態からフラップを外し広げてみる。フラップの留め具はマグネット式で開ける時はもちろん、閉める時もお互いに引き寄せられるので留め心地もよい。
広げきってもまだその凄さは見受けられない。片側にはペンを差し込むペンホルダーが上下にある。普通は片側なので、こうして上下にあるのは珍しい。さらによく見てみると上下のペンホルダーは微妙に互い違いにずれている。この上下のペンホルダーにはそれぞれペンを入れるようになっている。あえてずらしていたのはペン同士が干渉しないようにするためだ。さらに細かなところでは、上下でペンホルダーの幅も違う。片側だけ太くなっているので太い多機能ペンなどもセットしやすい。
ペンをセットしてみると、ペンケースとしてはあまり見かけない収納姿になる。
右側の大小ポケットには、ふせんや消しゴム、ボールペンのリフィルなどを入れておける。
■ ペンが取りやすいペンスタンドに
ペンや文具を一通り入れて、ここからがこのペンケースの見せ場となる。中央で山状に折る。それだけだと、うまく固定できないので、両端にある先ほどのマグネットの留め具で固定する。片側はそのままパチンと留めればいい。もう一方はフラップがあるので内側に折り込んでから留める。ここがうまく考えられていて、こうすることで内側に程よい空間が生まれて三角状になって自立するのだ。
すると、ペンは互い違いに斜めに立ち上がる。それぞれのペンが「私を取ってください!」と取り出されるのを待っている、そんな斜め具合なのだ。それぞれのペンの定位置も決まり、迷い箸ならぬ、迷いペンにならずに済む。
先ほど文具を入れていた大きなポケットは、サイズにもよるがスマホをセットしてスマホスタンド的に使っていくこともできてしまう。程よい斜め具合なので、メールが届いてもチェックしやすい。
三角状に立てることでデスクの省スペースにもなる。自宅でのテレワーク、学校の勉強机などでも大いに活用できる。ペンがクロスしてスタンドになるから「クロスタンド」という商品名なのだろう。
[学研ステイフル クロスタンドペンポーチ 各色 税込1,430円]
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記事配信日:2021/06/25