コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」特別編その5

これで撮ると映える画像になる

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#文具は別腹 #文具は別腹特別編 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

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ロフトのオリジナル文具シリーズ「BLEND(ブレンド)」。溶け込むような使い心地をコンセプトにしたプロダクトシリーズで、私土橋が商品企画を担当させていただいている。その第2弾として「STUDIO BOOK(スタジオブック)」の新柄がこのほど発売されることになった。今回の「文具は別腹」では、その新作の詳細と「STUDIO BOOK」を使って、映える撮影をするために私が日頃実践しているコツも紹介してみたいと思う。

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■文具などの小物撮影が簡単・キレイにできる「STUDIO BOOK」

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「STUDIO BOOK」とは、撮影のための背景紙である。文具などの小物をスマホなどで撮影してSNSなどに投稿するときに大活躍してくれる。A3のスケッチブックスタイルの中に5色の背景紙がとじ込まれている。その中から好きな色を広げて撮影したいものをポンと置いて撮影する。たったこれだけで見違える画像になる。

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各背景紙は広げれば2倍のA2サイズにもなる。文具好きの皆さんがよくSNSへ手帳やノートを広げた紙面を投稿される。このA2サイズならそれらも収めやすい。

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また、インクボトルなど高さのあるものを撮影する場合は、広げた紙を立てると余計なものが写り込まずキレイに撮影できる。

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おかげさまで、この「STUDIO BOOK」は発売以来、好評をいただいている。色々な背景紙が一冊にまとまったものがこれまでなかったので、ご支持をいただいているのだと思う。私自身もインスタグラムでよく「STUDIO BOOK」を使っているが、ちょっとした隙間時間で手軽に撮影できるので、とても重宝している。

■「キャンバス」と「マーブル」の2柄が登場

そして、第2弾として「キャンバス」と「マーブル」が新たに加わった。

『キャンバス』はまるで布地を思わせる質感が特徴。特にアイボリーやホワイトは油絵を描くキャンバスのような印象。

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一見すると布のようだが、これらの背景紙は全て紙製。アイボリー、ブルー、ピンク、ホワイト、ブラックの5色。いずれも細かな凹凸感があり、独特な雰囲気の写真に仕上がる。

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アイボリー・ホワイト・ブラックはおもて面、裏面とも立体感がある。一方、ブルーとピンクは表裏性があり、立体感は広げた内側にある。

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もう一つの「マーブル」は、まさに大理石調の背景紙になっている。マーブル柄はゆったりと大きく、リッチなテイストの画像にしたい時にオススメだ。カラーは、ブルー、サファイア、ローズ、グレー、ホワイト。

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従来の「STUDIO BOOK」のクールとパステルは背景紙の色がクールカラーとパステルカラーと色違いの展開だったが、今回の「キャンバス」、「マーブル」では特徴的な柄があるので、雰囲気がある写真を撮影することができる。

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■ 土橋流撮影のコツ

私はインスタグラムの撮影で「STUDIO BOOK」をよく活用している。その際に気をつけているコツがいくつかある。



【1】自然光を使う
照明を当てて本格的な撮影をする方法もあるが、私は自然光にこだわっている。文字通りその方が自然な写真になるからだ。そのために私は午前中に撮影をしている。具体的には晴天の日の午前10時から12時くらいの時間帯に決めている。この時間帯の方が、光に温かみがある。午後になると光の具合が変化してしまう。


【2】ライトボードを使う

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BLENDシリーズで別売りされている「LIGHT BOARD」を必ず一緒に使うようにしている。広げた「STUDIO BOOK」の角にL字状に立てる。このとき画面に「LIGHT BOARD」が写り込まないように位置を注意する。窓から入る自然光を「LIGHT BOARD」で反射させて撮影する文具にキレイに当たるように微妙に位置を調整する。その日の天気にもよるが、白い面と銀色の面を使い分ける。天気の良い時はあまり光を反射させると強くなりすぎるので、その場合は白い面にするなど。

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【3】被写体に目線を合わせる

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私は仕事柄、文具の撮影を20年近くやってきた。特に誰かに教えてもらうことなく、全くの自己流。そうした中で見つけた方法が「被写体(文具)に視線(カメラのアングル)を合わせる」というものなのだ。「STUDIO BOOK」に、たとえばペンを置く。そしてスマホやカメラを構える。この時、その文具に合わせるようにカメラのアングルをぐっと下げる。上から普通に取ると普段の見え方になってしまうが、カメラを下げて文具の高さに合わせると非日常なカットになる。

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その逆の撮り方として、真俯瞰もたまに使う。これはいくつもの文具を並べて撮影するときに効果的。バランスよく文具を配置して、椅子の上から文具を真上から撮影する。これも普段の生活であまり見ないアングルなので目を引くカットになる。ポイントは非日常のアングルにすることだ。

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【4】ねり消しを使う
ねり消しは、ペンを撮影するときに重宝するアイテム。ペンの美しい姿はクリップが上を向いているところだと思う。丸いボディのペンだとコロンと転がってしまい、クリップを上にしたままにするのはなかなか難しい。

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その時にねり消しを米粒大にしてペンの下にペタリと付けて「STUDIO BOOK」の上に配置する。こうするだけでペンはジッとしてくれる。その際に撮影する時に練り消しが見えないように気をつける。

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「STUDIO BOOK」、「LIGHT BOARD」を使い、こうしたコツを意識するだけでガラッと印象の違う写真が撮れるようになる。「STUDIO BOOK」、「LIGHT BOARD」が何より個人的に気に入っているポイントは、撮影の準備と片付けが簡単に済むことだ。本棚に入れた「STUDIO BOOK」と「LIGHT BOARD」を取り出し、テーブルに、広げてスマホでパシャリと撮影する。そして本棚にしまって終了。

ちょっとした隙間時間でササっと撮影できてしまう。文具など小物の撮影をされている方にはオススメである。

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[ロフトオリジナル BLEND STUDIO BOOK 各色 税込1,980円]
[ロフトオリジナル BLEND LIGHT BOARD 税込1,650円]

ロフトの文具のお祭り、通称「文フェス」コーナーにてアイテム取り扱い中。
土橋正さん監修 ロフトオリジナル文具「BLEND」シリーズのご紹介、コトキジをまとめてご覧いただく場合はこちらから>>
ご紹介した商品は、全国のロフト各店舗・ネットストアにて取扱っております。取り扱い内容は店舗により異なる場合がございます。詳しくはご希望の店舗までお問い合わせください。
これまでの「文具は別腹」連載バックナンバーはロフトアプリ外、ネットストアの特設ページにてまとめてご覧いただけます。

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記事配信日:2021/05/14

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