コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」その62

キッチン周りの書類がスッキリ

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#文具は別腹 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

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紙類の整理は難しい。仕事の書類は次々に新しいものがやってきて、ちょっと油断をするとすぐに山と化す。それも一つだけだと思っているといくつも増えていることもある。仕事場だけでなく我が家に目を向けると、キッチン周りやリビングのテーブルにも子供が学校から持って帰ってくるプリントやらダイレクトメールなど、色々なものが家庭の生活空間にやってくる。

キングジムのこの「ハルファイル」は家庭用ファイリングの解決策の有力なツールになりそうだ。

■ 貼り付けてファイル

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見た目としてはA4を一回り大きくしたくらいのいわゆるファイルといった感じである。しかし違うのである。裏返すと付属の吸盤を付けられるようになっている。

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代表的な使い方としては、冷蔵庫にペタリと貼り付けておける。マグネット式ではなく吸盤なので、表面がある程度ツルツルしている所であれば色んな所に貼り付けておける自由度がある。

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「ハルファイル」シリーズには4種類のサイズバリエーションがある。これはその中のA4サイズの「ハルファイルクリップ」というタイプ。クリップとあるように表紙の上に紙をとめられるクリップがある。

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ここはマグネットになっていて紙類を固定しておける。忘れてはいけない大切な書類をここにとめておいてもいいし、カレンダーなんかをつけておいてもいい。

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また、何もつけないという選択肢もある。この表紙の部分はホワイトボードマーカーで書いたり消したりができるようになっている。それを見越して右側にはペンホルダーまでついている。

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このペンホルダーは底面がある作りなので、ボードマーカーのようにクリップを持たないペンをポンと入れておくのに都合がよい。こうしたボックス式は必要な時にサッとペンを取り出せる良さもある。

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■ 開くとたっぷりとしたファイルスペース

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この「ハルファイル」の本当の実力はここからだ。マグネットで閉じられている表紙を開くと内側は大きなファイルスペースになっている。かゆい所に手が届くのは、この開いた状態でピタッと保持できるところだ。開いた左側上に小さな吸盤がついている。ここを使うことで開いたままにしておけるのだ。

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開いた両側にはそれぞれA4の書類を入れておけるポケットがある。入れた書類の上がヒラリと倒れこんでしまわないように、書類の上をとめておける小さなフラップまで付いている。本当に細かな点まで至れり尽くせりの配慮を感じる。

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■ スリムなタイプもある

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人によってはA4サイズほどの大きさはいらない、もう少し小さいサイズの方がいいという方もいると思う。「ハルファイル」には、A4サイズを縦に半分にしたスリムタイプもある。

スリムになっても基本の機能はほぼ同じだ。裏面には吸盤がつけられ、表面はホワイトボードマーカーで書いたり消したりもできる。そしてペンホルダーもついている。開くと内側にはスリムなポケットがある。チケットやレシピの切り抜きといった小さめの紙をひとまとめにできる。また両側のポケットを一緒に使うことでA4書類を入れておくことも可能だ。

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■ ヒモで引っ掛けることもできる

壁にセットする際、壁の材質によってはザラザラとして吸盤が効かないこともある。そうした時にはヒモを用意して裏面に取り付けて画鋲などで取り付けるという手もある。

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画鋲を1箇所でとめた時に、ファイルを開くと傾いてしまう。この対策として画鋲を2箇所でとめると開いてもそこそこ安定する。ただ、冷蔵庫のように開いたままの状態で保持することはできない。

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基本はキッチン周りで便利に使えるファイルであるが、他のシーンでも大いに活用できる。たとえば、最近すっかり定着しているリモートワーク。デスク近くの壁にセットして仕事の書類を入れておく。特に仕事のシーンではホワイトボードの機能が便利に活用できることだろう。


様々なサイズの紙類をひとまとめにしつつも、表紙をパタンと閉じればスッキリと片付いた印象になる。人目につく環境にも溶け込みやすいファイルである。

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[キングジム ハルファイル 各種 税込880円~1,540円]

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記事配信日:2021/04/23

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