コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」その57

超!多機能クリップボード

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#文具は別腹 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

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分厚いボードの上に大きなクリップが付いているクリップボード。一般的にはアンケートなどに答える時に手渡されるものというイメージがある。たとえばスマホを買いに行くと、まずはこれに現状を記入してくださいといった具合に手渡される。

これは手渡されるより自分用にしっかりと使っていく仕事道具としてのクリップボードになっている。

■ 静かに進化していたクリップ

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このクリップボードには表紙が付いている。ゴムバンドを外し、それを開くと右側にクリップボードがある。一見なんの変哲もなさそうだが、このクリップがとてもよく出来ていて驚かされる。まず、横から見るとかなりフラットなのである。

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表紙を閉じた状態ならほんのわずかにクリップが飛び出しているくらい。クリップボードというと、大きくクリップが張り出しているものが多い中、これはスッキリとしている。カバンへの出し入れもスムーズにいきそうだ。

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クリップの根元をグイと押し込むと、先端がグワっと広がる。ここまではふつうと同じだが、これはその後がちょっと違う。

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このクリップは、この広げた状態で保持されるのだ。手を離しても開いたままになってくれる。紙を挟む時、それが一枚ではなく数枚の時に、クリップが開いたままだと紙をキレイに揃えて固定しやすい。

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クリップの中央には、小さなクリップみたいなものが少し飛び出している。ここを押し込むとクリップ全体がパチンととめられる。

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■ とにかく収納力が抜群

表紙を開いた左側には各種文具を収納できる所が随所にある。まず、メインのフラップにはA4の書類を入れておける。

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ここは書類だけでなく、A4のパッドを差し込むことも可能だ。こうするとパッドホルダー的にも使っていける。

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机の上で使うなら、表紙は開いたままでもいい。しかし、手に持った状態だと少し大きすぎる。そんな時は表紙を後ろに折り返せば、半分サイズになる。この時に気になることがある。クリップボードに紙を挟んだ状態だと裏面で紙がヒラヒラとしてしまうことだ。そんな時のことまで考えられている。表紙には斜めに止めるゴムバンドがあるので、それで紙を固定すればいい。多少ヒラヒラは残るが先ほどよりはずっと快適になる。

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メイン収納のフラップの表面にはいくつものスリットがある。小さなメモバッドやクリップ、名刺、メモなど細々したものを整理して収納できる。

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引き出して使うフィルムふせんは、両面テープで直接貼り付けてしまうといい。仕事道具で必須アイテムであるペンの収納場所もしっかり確保されている。フラップの上にあるくぼみにペンのクリップを挟む。そのすぐ下にある小さな穴は、ペンのクリップの先端をホールドさせるためのものだ。これがあるおかげでペンはグラグラしない。

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ペンは、もう一箇所セットできる所がある。クリップファイルの折り目部分だ。ここにもくぼみがあるので、ペンを1本セットしておける。一番よく使うペンはここにさしておくと使いやすくなる。

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このように様々な収納スペースが用意されている訳だが。実は私が一番感心した所は、また別にある。クリップボードの裏面である。ここにもフラップがあってA4書類を入れておける。ここにはクリップボードに挟む紙のストックスペースにちょうど良い。ここから取り出してクリップにとめて、書き終わったら左側のフラップに移動していく。そんな作業の流れもスムーズにいくことだろう。

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色々な書類や文具を収納していくと、普段の仕事に必要なものがほとんど収まっていく。これさえ持っていれば、社内のMTGはもちろんのこと、社外で打ち合わせや現場に出かけてのリサーチなども快適に行っていける。また最近、すっかり一般的になった自宅などで仕事をするリモートワークでも大いに活用できそうだ。このように場所を選ばず仕事ができる、今時なアイテムである。

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記事配信日:2021/02/12

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