甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)
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私はこの「カール事務器 ツールスタンド」をかれこれ7年間もずっと愛用し続けている。とても頼りにしていて、これなしでは私の仕事のスピードはずっと遅くなってしまったことだろう。これは商品ジャンルとしては、ペンスタンドである。これを使うようになってペンを取り出す時のストレスが全くなくなった。たとえば、仕事中に赤ペンを手にしたい時、以前はペンスタンドの中をいつもガサゴソと探していた。ペンの位置が常に変わってしまうからだった。時間にしたら、ほんの数秒のことではあるが、時間の問題よりも頭の回転が一瞬であっても止まってしまうことに私は大きなストレスを感じていた。このツールスタンドはペンの定位置が決まるので、サッと必要なペンを取れるようになった。実に快適である。
■ 斜めにペンをセットするから取り出しやすい
縦長のツールスタンドには4段分のスペースがあり、斜めになっている。ここにペンなど文具をセットする。オススメの使い方は、上の3段にペンを一列にセットしていく。こうすると、ペンの頭がちょうどいい感じで自分の方に向き「さぁどうぞお取りください」と差し出された格好になる。なによりいいのは、ペンの定位置が決まることだ。一列ずつキレイに並べられる。一段につき大体6本入る。3段で合計18本。普段仕事で使うペンの本数としては、これだけあれば十分である。
■ よく使うペンから順番に並べる
愛用歴7年を迎える私の使い方はこんな感じだ。
まず、このツールスタンドをデスクの右側に置く。私は右利きなので、この方がすぐに手にできる。この時、少し斜めに自分の方に向けて置くとより取り出しやすくなる。
ペンの並べ方にも私なりのルールがある。よく使うペンから上の段、そして手が届きやすい左側から順番に並べていく。私は普段使うペンはあまり多くないので、ペンは上2段しか使っていない。つまり12本だけだ。その下はツール系を入れている。たとえば、カッターやハンコ、ハサミ、はりトルPRO(ホチキスの針外し)などだ。
そして一番下は消しゴムスペースにしている。私は2種類の消しゴムを愛用している。普通の四角いタイプとスティック状のものを消す大きさに応じて使い分けている。消しゴムはペンに比べるとあまり長さがない。そのままツールスタンドに入れると、奥に入りすぎて取り出しにくくなってしまう。そこで紙箱を奥に押し込んでいる。ちなみにプラチナ万年筆のコンバーターが入っていた紙箱がサイズ的にピッタリだった。こうすると、あげ底になって消しゴムの頭が少し出て取り出しやすくなる。
理想はペンを取ろうとする時に、もはやツールスタンドを見なくても手に取れるくらいがベストである。そこまでいかなくても、サッと取り出せるようにはしたい。それを徹底するためにペンは常に元あった場所に戻して定位置を保持させる。加えて、このツールスタンドの机の上での位置もずれないように裏面をコクヨの「ひっつき虫」という粘着剤で固定してしまう。
これでもうペンをガサゴソ探さなくても済むようになる。
[カール事務器 ツールスタンド 各色 税込1,584円]
[コクヨ プリット ひっつき虫 税込385円]
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記事配信日:2021/01/22