コトキジ KOTOKIJI

【連載】文具は別腹 その117

トンボ モノの奥深さを知る

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#文具は別腹 #雑貨モノ知り #ステーショナリー

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第四金曜日配信)

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トンボ鉛筆のモノシリーズ。真っ先に頭に浮かぶのは消しゴムだろう。でも実は鉛筆から始まったブランドなのだ。1963年に最高級鉛筆として発売された「モノ鉛筆」。「1ミリ立方に80億個の粒子を持つ」という芯のなめらかな書き味をうたった鉛筆である。その後1967年にさらに上を行く「モノ100」が発売された。この時1ダースケースに新たに開発されたプラスチック消しゴムがセットされた。その消しゴムが人気を博し、2年後に製品化された。それが「モノ消しゴム」である。

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今回はこのトンボのモノシリーズの中でも消し具に的を絞って色々と紹介してみたいと思う。

■ モノ砂消しゴム

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モノに砂消しがあるとは私は知らなかった。モノのトレードカラーにグレーが加わり、一目で砂消しであると分かる。これはインクのペンで書いた文字を消すためのものだ。ボールペンで書いたものを消してみた。一般的な消しゴムに比べザラザラとした消し心地。紙の表面を削り取っていく感触があった。かなりの回数こする必要があるが、字は消せた。引き出しに入れておくと、いざという時に役立ちそうだ。

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[MONO 砂消しゴム N 税込165円]

■ モノ エアタッチ

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スリーブ(ケース)には「空気の力で消し感ゼロへ」とある。目には見えないほどの中空カプセルがあり、紙にあてた時に接する消しゴムの面積を減らしている。加えて特殊配合オイルの働きで消しゴムをこすった時の摩擦を40%も軽減しているという。

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なるほど消してみると、紙の上をスムーズにこすることができ確かに軽い消し心地だ。
[MONO 消しゴムエアタッチ 税込132円]

■ モノ スマート

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一文字消しがしやすいスリムな形状の消しゴム。その薄さは5.5mm。一般的なノートの罫線の幅は6mmや7mm。その中に書かれた文字をピンポイントで消していける。スリムだけれども消しゴムにコシがあってしっかり消していける。

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[MONO 消しゴム モノスマート 税込132円]

■ モノ ナチュラル

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環境に配慮した消しゴム「モノ ナチュラル」。ホタテ貝の貝殻などのバイオマス由来材料を10%以上配合している。定番のモノ消しゴムと比べるとわずかにアイボリー色をしている。消し味はモノらしい心地よさがしっかりとあった。

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[MONO モノ消しゴム ナチュラル(EE-NA) 税込165円]

■ ロングセラーのモノ消しゴム

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そしてこれぞモノの定番である「モノ消しゴム」。消しゴムにはその消し具合を表す「消字率」というものがある。「モノ消しゴム」は96%以上を誇る。間違ったとしても前向きな気持ちに変えてくれる確かな消し味だ。

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[MONO モノ消しゴム(PEー03A) 税込110円]*掲載商品
[MONO モノ消しゴム(PEー01A) 税込77円]
[MONO モノ消しゴム(PEー04A) 税込132円]
[MONO モノ消しゴム(PEー07A) 税込264円]

■ モノ スティック

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ペンタイプのノック式のモノ消しゴム「モノ スティック」。ノックをすると円柱形をした消しゴムが出てくる。6.7mmというちょうど良い細さ。しっかりとそして細かく消すを両立している。ペンケースや胸ポケットにさして携帯しやすい。

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消しゴムはリフィルも販売されているので安心だ。

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[MONO モノスティック 税込264円]
[MONO 替え消しゴムモノスティック用 税込132円]

■ モノ エアー 修正テープ

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これをはじめて使った時にそれはそれは驚いた。大げさかもしれないが修正テープ革命だと思った。引き心地がちょっと経験したことのないくらいの軽やかさなのだ。この軽い引き心地は使いはじめから修正テープを使い終わるまで持続していく。この軽い引き心地、ぜひ一度味わってほしい。

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[MONO 修正テープモノエアー6 税込308円]

今回紹介したモノ消し具シリーズはまだまだ一部で、これ以外にも色々とある。なんと奥行きが深いことか。色々なシーンごとの「消す」を気持ちよくしてくれるモノシリーズである。用途ごとに使い分けていく楽しさがある。

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記事配信日:2025/8/22

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