文房具を見るとなんだかわくわくしませんか。高い機能性や優れたデザインなど文房具の楽しみの幅は広がっています。奥深い文房具の世界で新しい出会いを求めるみなさまに選りすぐりの文房具を紹介。宝箱を開けるようなワクワクをお届けします。(毎月第二金曜日配信)
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今年7月にデビューした新たな文房具ブランド「KAYOU+(カーユプラス)」。
メイド・イン・ジャパンの筆記具シリーズ第一弾は文房具好きも気になっているはず。今回はすぐに使いたいボールペンシリーズ「Serar(セラー)」と「tinte(ティント)」を中心にチェックしていきます。
■Serar(セラー)

上から、Amethyst Gray、Morning Blue、Pastel Pink、Ceramic White
ホワイトを基調としたニュアンスカラーがエレガントなボールペン「Serar(セラー)」。

リブ状のグリップが指にフィットして持ちやすく、さらりとした陶器のようなボディが特徴です。

グリップ部分の内側に金属製の真鍮軸を入れることで、ペンの重量バランスを調整し、書き心地をよりよくしています。
素敵なビジュアルに気をとられますが、機能性も考えられているんですね。

クリップはスプリング式。指先を使ってクリップ上部を押すと開く仕組みで、ペンケースを持ち運ばない方や手帳のペンホールに挿しておきたい方にも使いやすいですね。

インクはブラックの0.5mmのみ。発色がよく滑らかな書き心地です。

インクはG2規格と呼ばれるもので、同型の替芯を好みで入れ替えることができます。
(※他社メーカーの替芯を入れることはメーカー保証対象外になる可能性があるため、自己責任でお願いします)
ビジュアルもさることながら重量バランスやインクも考えられているので、プライベートでもビジネスでも場所やシーンを選ばず活躍しそうです。
[Serarボールペン0.5mmゲルインク 税込3,300円]
■tinte(ティント)

左から、 Black、Blue Black、Blue、Turquoise、Orange、Red、Sepia
7色のゲルインクボールペン「tinte(ティント)」は手帳やノートにぴったり。

特にSepia(セピア)は黒のインクに飽きた方が自分用の手帳に使う色としておすすめなんだとか。

Orange(オレンジ)とRed(レッド)は勉強用の暗記シート(赤シート)で消えるので、勉強もはかどりそうです。

ビジュアルもチェックしていきましょう。
ボディに沿ったクリップが特徴的ですね。複数本持った時にクリップが嵩張らないデザインになっているので、ペンをたくさん持ちたい方にもおすすめです。

特徴的なクリップは、ポケットや手帳に挟む機能は残しながらノック機能を兼ねています。
インク色とクリップの色がリンクしているので、色がわかりやすいのもいいですね。
専用のクリアペンケースも販売されているので要チェックです。
[tinteボールペン0.5mmゲルインク 税込330円]
[tinteクリアペンケース 税込330円]
■AIMVISION PRO(エイムビジョンプロ)

KAYOU+(カーユプラス)にはボールペンだけでなく、シャープペンシルシリーズ「AIMVISION PRO(エイムビジョンプロ)」と「AIMVISION(エイムビジョン)」が展開されています。
私は高級感のある真鍮製の「AIMVISION PRO」のスノーホワイトがお気に入りです。

シャンパンゴールドのような上品な色味のクリップは短めで手にあたりません。

硬度表示ダイヤル付きで中に入れた芯の硬度を忘れることもないので、デザインをするプロの方にもおすすめです。

ホワイトは汚れが心配ですが、グリップ部分のラバーはグレーがかっているので、汚れても目立ちにくくなっています。
全体の上品な雰囲気を崩さず、汚れにも配慮されたカラーリングは見事ですね。
[AIMVISION PRO製図用シャープペン0.5mm 税込7,920円]
[AIMVISION製図用シャープペン0.5mm 税込5,500円]
※写真はAIMVISION PRO。スノーホワイトのカラーはPROのみ。
デビューしたばかりのブランドとあって注目度が高い「KAYOU+(カーユプラス)」は第一弾は筆記具4種類ということですが、総合文房具ブランドとして今後さらなる商品を展開予定とのこと。今後の展開も楽しみですね。
(菅 未里)
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記事配信日:2025/9/12