甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第四金曜日配信)
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もはやペンケースはペンを入れておくだけにとどまらない。立ったり、ペンが取り出しやすくなったり、省スペースだったりいろいろな工夫が凝らされている。お気に入りのペンを収納し、楽しく便利に使えるペンケースを4アイテム選んでみた。
■ サンスター文具 AMUGOMU(アムゴム)

このジッパー式のペンケースは表面が太い帯状のもので両側ともに編み込まれている。それらがゴムバンドなので、いろいろな文具を外側に挟み込むことができる。

編み込みの幅、そしてゴムの強度もそこそこあるので、ペンはもちろん、消しゴムやクリップなど、よく使う文具をセットしておくことができる。いちいちジッパーを開けずともすぐに手に取れる良さがある。

文具を外側にスタンバイさせるということをデザインとしても両立させたペンケースだ。

[サンスター文具 AMUGOMU(アムゴム) 税込1,650円]
■ ソニック カクスタ ポータブルペン立て シリコンタイプ

シットリとしたシリコン素材。横から見ると平行四辺形をしている。ジッパーを開けて完全に折り返してペタリとマグネットで固定すると、今度はほぼ正三角形になる。
その変身具合にも目を奪われるが、ペンが斜めに差し込めるペンスタンドに早変わりする点も見逃せない。

60度という絶妙な角度で取り出しやすいのだ。一段にペンを一列に並べるとペンは4本ほど入れておける。2段あるので8本収納できる。
下の小物スペースは間仕切りが水平で消しゴムや小さな付箋などにちょうどよい。とてもスリムなので場所を取らないのも良い。

[ソニック カクスタ シリコンタイプ 税込1,980円]
■ レイメイ藤井 デテクール クリア

クッキリ中が見えるクリアなペンケース。形としては小さなランドセルのようだ。まさにランドセルのようにフラップを開けていく。フラップの両側にジッパーが繋がっているので片手で開けられるのが便利。開けたフラップは背のところにマグネットで固定しておく。


ペンを入れておくところは手前に倒して斜めにすることで取り出しやすくなる。クリアなので中のペンの姿がよく見えて探しやすい。

消しゴムなど小物を入れておけるポケットもある。

[レイメイ藤井 デテクール クリア 税込2,310円]
■ クレールフォンテーヌ ラウンドペンシルケース

クレールフォンテーヌと言えば、ロディアをグループに持つフランスを代表する紙製品ブランドである。紙製品だけでなくペンケースも展開している。これは羊革が使われていて、とてもしなやかさがある。まるで小さな丸太のような可愛らしいフォルムはたっぷりとペンを入れておける。


鉛筆で試したところ小さいサイズでおよそ20本、大きいサイズでおよそ50本が入った。個人的に評価しているのは新品の長い鉛筆が入るところ。小さいサイズはまだ削っていない真新しい鉛筆が入る。大きいサイズは消しゴムがついた分ちょっと長いBLACKWINGの鉛筆も入ってしまう。意外とこうした新品の鉛筆がしっかりと入るペンケースは少ない。鉛筆派の方には嬉しいペンケースである。
[クレールフォンテーヌ アージュバッグ ラウンドペンシルケースS 税込1,540円]
[クレールフォンテーヌ アージュバッグ ラウンドペンシルケース 税込1,980円]
このように用途ごとに使いやすいペンケースが売り場にはズラリと揃っている。シーンごとに複数のペンケースを使い分けるのもいいかもしれない。

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記事配信日:2024/12/27