甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋（つちはし）が、その使い心地も含めてご紹介していきます。（毎月第四金曜日配信）

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学校や仕事場、日々の暮らしと何かと新しいスタートを切るこの季節。いつも身近にある文具を新しくするいいタイミングである。勉強や仕事をさぁ始めようという時にまず手にするのがペンケース。なので、新調するとさぁ始めようとした時の気分は大いに上がると思う。そんな新生活にオススメなペンケースを3つ紹介してみたい。

■ LOONLOON 665ペーパー ペンケース

これはタップリ収容力があるペンケース。

まるで紙をクシャっとさせたような独特な加工がされている。紙に見えるが、素材はPU（ポリウレタン）。手触りも紙のようなマットさがある。新品の状態でもどこか使い込まれたような風合いが感じられる。ちょっとこれまでにない質感のペンケースだ。

中はシンプルな収納構造。とっておきなシャープペンやボールペンは他のペンと触れたりしないように固定できるペンホルダーにセット。

その下にはタップリとしたスペースがある。マーカーやカラーペンなどをドサドサと入れておける。軽々10本くらいは飲み込んでしまう。先ほどのペンホルダーはフラップ式なので下のペンも取り出しやすい。

消しゴムの専用スペースもある。この仕切りは不要ならフラットにしておくこともできる。

フタの内側にあるメッシュポケットには、さらにペンを入れてもいいし、定規やカッターなどを入れておくのにもちょうど良いスペース。このように収容力抜群なので、このペンケースさえ持っていれば、いつでもどこでもすぐ勉強や仕事ができる。もはや引き出しの一つを持ち歩いている感覚になる。
[LOON LOON 665 ペーパーペンケース 各税込2,090円]

■ いろは出版 サニーフラットペンケース

こちらは厳選したペンだけをフラットに持ち歩けるペンケース。

この素材もPU。先ほどとは全く違うレザーのような風合いがある。同じPUでも色々な表情があるものだ。ジッパー式のペンケースではあるが、一般的なものとは違う個性的なフォルムをしている。片側だけが少し広がっている。

色の違うジッパーの取っ手を開けると、ペンをセットできる少し深めのポケットが両側にある。3本ずつ6本くらいが気持ちよく収まる。ここにあえてそれぞれのポケットを作っていることで、ペンが中でばらつかずに落ち着いてくれる。

ジッパーを閉じているときにフラットになるので、手帳やノートと一緒にスッキリとペンケースを持ち歩きたい方にオススメ。

[いろは出版 サニーフラットペンケース 各税込2,090円]

■ クツワ エアピタファスナー

こちらは限られたデスクスペースでも活躍してくれるタイプ。

底部分に大きな吸盤があり、デスクの上でピタリとホールドでき、倒れづらくなる。ジッパーを開けてフラップを広げるとより安定感がある。ペンケースでありながらペンスタンドにもなる訳だ。ペンの出し入れも安心して行える。

ちなみに吸盤を外すには吸盤の端にあるつまみを剥がすようにすればいい。

ペンは20本ほど収納できる。消しゴムや付箋などの小物は上に専用ポケットがある。手前に倒したフラップにはスマホを立てておける。限られたデスク空間で色々なペンを頻繁に持ち替えて仕事や勉強をしていく方にはきっと便利だろう。

[クツワ エアピタファスナー 各税込1,980円]

こうした機能的で気分も上がるペンケースがあれば春からデスクライフは楽しいものになっていくと思う。


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記事配信日：2024/04/26