コトキジ KOTOKIJI

2店舗限定、ロフト×ソトコト ロフコト雑貨店

北沢毅さんに教えてもらう、果実の魅力と楽しみ

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#ロフコト雑貨店 #渋谷ロフト #銀座ロフト

「ロフコト雑貨店」は、「ロフト」とSDGsマガジン『ソトコト』のコラボレーションにより、2022年の春よりスタートしたプロジェクト。サステナブル、地域創生をテーマに、全国から「日本のうまいコト、いいコト」をえりすぐった雑貨店です。第4弾は「果実」を特集!果実の魅力を発信する人々に注目し、地域の素材を使用して作られたジャムや規格外の果実を使用したジュースなどの食品類、フルーツモチーフの雑貨など……そんな“果実”を起点に、全国から取りそろえたアイテムを渋谷ロフト・銀座ロフトの2店舗にて限定展開。また、「ロフコト雑貨店」をより楽しむための、フリーペーパー『ロフコト』を展開店舗で無料配布いたします。

今回の記事では、フリーペーパー『ロフコト』の内容を少しだけご紹介。『フルーツガーデン北沢』の4代目であり、「リンゴ野郎」の名でSNSを通じてりんごの魅力を発信する北沢毅さんに、果実の楽しみ方を教えていただきます。

★コトキジ「ロフコト雑貨店」特集 バックナンバーはこちらから>>

* 企画の概要など詳細は記事の最後をご確認ください。

■『フルーツガーデン北沢』北沢毅さんに教えてもらう、果実の魅力と楽しみ方。

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中央アルプスと南アルプスに挟まれた長野県・松川町にある創業1942年の『フルーツガーデン北沢』。清涼な水と空気、果実の生育に最適な寒暖差に恵まれた地域で、約20種のりんごをはじめ、梨やプルーンなどを栽培しています。2019年には『マルカメ醸造所』を設立し、シードルづくりも始めました。

■多彩な品種と個性の中から「好き」を見つける喜びを。

もともとサラリーマンだった僕がりんご農家に転身して驚いたのが、思った以上にりんごについて知られていないことでした。例えば、国産りんごの多くは夏から秋にかけて次々と旬を迎えますが、一年中スーパーで手に入ることもあり、旬がいつかを知らない方も多いんです。保存技術は発展していますが、やっぱり旬の味にはかないません。そんなりんごがもつ本当のおいしさや魅力を知ってほしくて、「リンゴ野郎」として情報発信をしています。

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▲夏が旬の品種「シナノレッド」。夏はみずみずしい味、秋は甘みや酸味が濃い味の品種が旬を迎える。

世界中で親しまれているりんごは、神話や童話に登場するほど長い歴史があります。世界各地で改良が繰り返され、約1万5000品種があるといわれています。日本のスーパーに並ぶのは数種類ですが、実は国内品種だけで2000品種以上もあり、壮大な“家系図”が書けるほど。甘みの強いもの、さっぱり系、パリパリ食感など個性豊かで、好きな味が必ず見つかるのもりんごならではです。

■おいしい果実選びのコツは、生産者で“指名買い”。

五感で楽しむ生食はもちろん、食材として料理やスイーツに使ったりジャムにしたりと、これまでに100種類以上のりんごのレシピをSNSなどで発信しています。シードルやジュースなら冬でも新鮮な味を堪能できて、楽しみ方は尽きません。これはりんごに限った話ではなく、「皮むきが面倒」「買っても腐らせるかも」と思う果実は、ジュースやジャムなどの加工品で楽しむのがおすすめです。

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▲果樹園併設の『マルカメ醸造所』では、北沢さんの実弟の醸造家・井口寛さんがシードル醸造に取り組む。

おいしい果実と出合う方法は、「生産者で選ぶ」こと。りんごで言うと、おいしい時期を正しく見極めて出荷する生産者を探してみてください。市場での希少価値を求めて早く収穫する場合もありますが、旬を迎えた果実のおいしさは格別です。同じ品種を生産者別に食べ比べるのも楽しいですよ。

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▲北沢さんの曾祖父が植えたという果樹園のシンボル「ふじ」の木。樹齢60年を超える。

うれしいことに、僕らの果樹園のように生産者から直接購入するお客様も増えています。さらに一歩進んで、畑に足を運んで収穫を体験したりもぎたてを食べたり、ぜひ畑ごと果実を体感してみてください。新しい扉が開くはずです。

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▲フルーツガーデン北沢
年間約2,000人が果物狩りに訪れる観光農園。2019年には敷地内に『マルカメ醸造所』を立ち上げ、果樹園で採れたりんごを使ったシードルや松川町の果実を使ったワインの醸造も行っている。
https://fgkita.com

■“りんご愛”から生まれた絶品シードル。

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『マルカメ醸造所』の「MARUKAME CIDER」は、ふじ、王林、ピンクレディ、はるか、グラニースミスなど5品種以上をブレンドし、甘みだけでなく、酸味や渋みが調和したバランスの取れた味わい。りんごがもつ自然の風味とみずみずしさを楽しめる。甘口はやわらかな酸味が広がるセミドライに近い味、辛口はフレッシュな果実味が特徴。鼻に抜ける香りの余韻も心地いい。

右/ MARUKAME CIDER 甘口 375ml 税込1,250円
左/ MARUKAME CIDER 辛口 750ml 税込2,181円

■ロフト担当者コメント

作り手である北沢毅さんの印象は、謙虚で勉強熱心な人。そしてなにより“りんご愛”にあふれています。りんごの知識が豊富で、歴史や新品種の開発秘話、品種ごとの食べ方までいろいろと教えてくれました。そんな北沢さんが手掛けたシードルが、おいしくないわけがありません!一口飲めば、心も体も満たされるはず。

■農家であり作り手の北沢毅さんに聞きました。

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Q1 商品づくりへのこだわりは?

まるごとかじってもおいしい、味がしっかりのっているりんごのみを使っていること。そして甘み、酸味、渋みといった味と、香りのバランスをとるために、5品種以上を独自のレシピでブレンドしていることです。このレシピは毎年少しずつ調整しながら進化させています。

Q2 りんごがもつ魅力とは?

日本だけで2,000品種以上もの品種があり、個性が豊か。そんなりんごの裾野の広さと奥行きの深さです。限られた地域や果樹園でしか採れないものも多く、僕でも70種ほどしか食べたことがありません。みなさんにもいろいろなりんごとの出合いを楽しんでほしいです。

Q3 愛用中の果実にまつわる道具は?

日本の包丁職人によってていねいに作られた鋼はがね素材のペティナイフです。2年くらい使っていて、たまに研いだりしていますが、刃持ちがとてもいい。りんごのカットや梨の皮むきなどに適しているのはもちろん、細かい飾り切りもしやすくて気に入っています。

■北沢 毅(きたざわ つよし)さん

【PROFILE】
1942年創業の『フルーツガーデン北沢』の4代目。実弟の井口寛さんと営む『マルカメ醸造所』では、シードルの製造・販売もしている。SNSでは「リンゴ野郎」としてりんごにまつわるさまざまな情報を発信中。
X(旧twitter):@kita0244

■「秋の「ロフコト雑貨店」、開店します。

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■会期:9月29日(金)~11月1日(水)
※銀座ロフトのみ10月25日(水)まで
■展開店舗:渋谷ロフト・銀座ロフト+ロフトネットストア

【フリーペーパー『ロフコト』】
新たな果実と雑貨の魅力を発見できる「ロフコト雑貨店」。「フルーツガーデン北沢(マルカメ醸造所)」のシードル、「SOIL TABLE」のジャム、「オーガビラ 門仲カフェ+ショップ」のドライフルーツなど、果実にまつわるヒトとコトのストーリーを掲載した冊子と併せて、どうぞお楽しみください。

■配布期間:9月29日(金)〜
■配布場所:渋谷ロフト・銀座ロフト・東京メトロ銀座駅
※配布数には限りがあります。なくなり次第終了となります。
※掲載商品の価格はすべて税込価格となります。

他、企画詳細はこちらをご確認ください。

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※企画「ロフコト雑貨店」は、雑貨のプロデュースカンパニーとして、ウェルビーイングな暮らしに向けたアクションを展開する「ロフト グリーンプロジェクト」の取り組みの一環です。
※取り扱い内容は店舗により異なります。また、在庫状況は変動いたします。詳しくはご希望の店舗にお問い合わせください。
※店舗の営業状況および展開につきましては、情勢により変更となる場合がございます。店舗情報はこちらよりご確認ください。

記事配信日:2023/09/29

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