ロフトでは、お客様に店内で季節を感じていただくためにシーズンビジュアルを制作しています。その店頭を飾る楽しいビジュアルが、一体どうやってできあがるのか。ビジュアル制作の裏側レポート、その13をお届けします。

■今回のテーマ

たのしいこと、
ひらめく秋。

LOFT AUTUMN

秋は新しいことを始める季節。と言ったら、ヘンですか？
でも、インドアもアウトドアもたのしい季節だから、
何かを始めるにはぴったりの季節だと思うのです。
新しい秋を見つけると、新しい私が見つかる。
さぁ、ワクワクがぎゅっと詰まった秋、始めよう。

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2021年の秋のシーズンビジュアルは、電球のガラス球に包まれた旬の雑貨や食材たち。食欲の秋。芸術の秋。運動の秋。秋は、毎日をたのしくすることであふれています。そんな季節だからこそ「新しいたのしい」を見つけて欲しいという思いを、「たのしいこと、ひらめく秋。」というコピーとともに、ひらめくシンボルの電球を使ったビジュアルが完成しました。

さて、このビジュアルはどうやってできあがっていったのか、その制作風景を見ていくことにしましょう。

■いろいろなサイズの電球を用意

まずは今回のシーズンビジュアルの要、電球の素材撮影から。LED電球から昔ながらの発熱電球まで、サイズ違いでそろえました。電球が小さいと口金部分が相対的に大きく見えてしまうことから、見た目のバランスがよかったいちばん大きな電球で撮影することにしました。

■オレンジバックで電球を撮影

秋らしいオレンジ色をバックに電球を撮影します。

今回は電球のガラス球の中で雑貨や食材が光るという表現をしたいので、白熱電球を光らせたものも撮影し、光り方の参考にします。

■旬の素材を用意

カボチャ、どんぐり、松ぼっくり。秋らしい素材を集めるのですが、撮影時は夏だったので、なかなか見つからず。あちこちの専門店などでモチーフを探しました。

紅葉といちょうの葉。このいちょうの葉は、昨年の秋に制作スタッフが拾っておいたもの。押し葉として保存しておき、一晩水分を含んだキッチンペーパーに挟んで復元させました。

実は調達がいちばん大変だった「ポルチーニ茸」。この撮影のためにイタリアから直輸入しました。実は、生のポルチーニ茸は保存がむずかしいらしく、日本国内で流通しているのは冷凍か乾燥させたものばかりでした。そちらを解凍したり水を含ませて元に戻したりと試行錯誤したものの、新鮮な見た目にはなりませんでした。困り果てたスタッフがイタリア料理店に相談したところ、イタリアから生のポルチーニ茸を直輸入することができました。

■旬の雑貨たちも撮影

電球の中に入れる(実際には合成ですが)雑貨たちを順番に撮影していきます。まずは「手帳」から。これからの季節、2021年秋始まりや2022年冬始まりなど、新作手帳がぞくぞくと売場に並びます。

お鍋や化粧品など、サイズの異なる素材を1つひとつ撮影していきます。

■最後に素材を合成！

まずはオレンジを背景に撮影した電球。LEDの発光部分はキレイに消して下準備。

コピー＆ペーストで10個に増やしました。

電球を光らせて、雑貨を中に配置します。

色味なども考えながら、1つひとつ電球の中に配置していきます。

10個すべての電球に雑貨や旬の食材を配置しました。

トリミングしてロゴマークなどを入れていくと、完成形に近づいてきました。ここから光り方などを微調整して、完成度をさらに高めていきます。

■完成したビジュアルはこちら

完成した秋のビジュアルがこちら。ハイキングや紅葉狩りに出かけたり、おうちで読書や趣味の時間をすごしたり、楽しい秋の計画のアイデアをぜひロフト各店舗の売場で見つけてみてくださいね。

この「LOFT AUTUMN」の完成ビジュアルは、9月6日(月)から店頭でご覧いただけます。新しい生活様式にも慣れてきて、工夫をしながら、日々の暮らしの楽しみ方をいろいろと試してみたくなる今年の秋。みなさんが思い描いたいろいろなアイデアをぜひ実現してくださいね。「LOFT AUTUMN」のビジュアルは、ポスターやPOPのほかに動画もあります。動画はYouTubeのロフト公式チャンネルでもご覧いただけます。

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記事配信日：2021/09/06