コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」その49

DMを受け取った後がスムーズに

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#文具は別腹 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

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仕事やプライベートも含め、ダイレクトメールなど日々様々な郵便物がやってくる。それが封筒であったなら、まず封を開けて中を見ていく。同封されているものが必要なものであれば、適切に保管するなどしていくが、ざっと見てそれで用が済むというものもある。むしろその方が多いかもしれない。この場合は、ゴミ箱に入れることになる。ただ、こういったものには封筒の宛名をはじめ同封物にまで自分の名前はもとより、住所や電話番号まで印字されていることがある。これをそのままゴミ箱にポイと捨ててしまうのはためらわれる。丸めて捨てても個人情報が消えたことにはならない。ビリビリと細かく破るのも手間がかかって面倒だ。

このマックス「コロレッタ」は封筒の郵便物が届いた後の一連の作業がとてもスムーズに行える多機能なツールである。

■ DMを受け取ったらまず開封

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消しゴムを少し大きくしたくらいのコンパクトサイズ。こんなに小さいのに2つの仕事をこなしてくれる。封筒が届いたらまず封を開けなくてはならない。そのレターオープナーの機能を備えている。本体の上には、ゆったりとしたスキ間のあいた溝がある、ここに封筒をしっかりと奥まで差し込んで、あとは矢印に従ってスーッとスライドさせていく。

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ジーという音とともに、確かに紙を切っているという感触が手に伝わってくる。最後までスライドしていくと、キレイに封が開封される。あれ?切れ端はどこだ?と探してみるが、見当たらない。ハサミで封を切ると、切れ端が出るものだが、この「コロレッタ」には、それがないのだ。溝の奥には刃があって、封筒のはじの上のところだけをキレイにカットしてくれるのだ。余計なゴミが出ないので助かる。

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たまに展示会の招待状などで、封筒もお持ちください、と中に入っている手紙に書いてあることがある。手で盛大にビリビリと破った後にそれを知るとガックリと気持ちが沈む。これならそうした時も安心である。話は横道にそれるが、この紙の折り目の端を切るという機能、他にも活かせそうだ。例えば、A4の紙を半分に切る時だ。半分に折ってその折り目に「コロレッタ」をスライドさせてみた。いかんせん封筒と違いコピー用紙は薄くてハリがないので、スライドさせにくいが、できないことはなかった。

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■ 読み終わってゴミ箱に入れる前に

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封をキレイに開け、同封物をチェックする。冒頭で触れたように内容をチェックしてすぐにゴミ箱行きにしたい事はよくある。そんな時に、「コロレッタ」のもう一つの機能が役立つ。先ほどのレターオープナーの反対側のキャップを外す。ローラー式の個人情報保護スタンプがある。これでコロコロとやって消していけばいい。幅は1.5cmあるので、封筒の宛名なら3ラインコロコロとすれば十分消すことができる。

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eメールでもそうだが、不要なメールをゴミ箱に入れる作業は意外と面倒。この「コロレッタ」は紙の手紙の前処理・後処理をスムーズにしてくれる。

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[マックス コロレッタ 各色 税込825円]

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記事配信日:2020/10/09

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