コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」特別編その4

多色ボールペンのリフィル切れに備える

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#文具は別腹 #文具は別腹特別編 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

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1本で何本ものボールペンの役割をしてくれる多色ボールペン。カチカチとスライダーを切り替えることで瞬時に黒・赤・青などの色を使うことができる。何本ものボールペンを携帯しなくて済むので、モノを増やしたくない人にとっては頼もしいアイテムである。

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さてこの多色ボールペン、とても便利だが、ひとつ欠点をあげるとすれば中に入っているリフィル(替え芯)が短いことだ。一般の単色ボールペンに比べてグンと短め。それは多色ボールペンが本体の後ろ側に色を切り替える機構を備えているためだ。そのためどうしてもリフィルは短くなってしまうのだ。

だから多色ボールペンを使っていて、リフィルのインク切れが起こりやすいということがある。よく使う黒インクのリフィルなどで起こりやすい。それを見越して予備のリフィルを買ってストックしている人も多い。巷にはリフィルを携帯している人がとても多いのに、そのためのケースがあまりなかった。そこでBLEND(ブレンド)シリーズで、その専用ケースを作ってみた。

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■ 本革なのにスリム

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贅沢にも本革製。姫路レザーを使い、耐久性が高く色移りの少ないクロムなめしを施している。革製ということではあるが、とても薄い革に仕上げている。これなら鞄の内ポケットなどにもスッキリ収納できる。

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■ 最大7本のリフィルが入る

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収納できる多色ボールペンリフィルは全長が10cm以内のものであればOK(樹脂玉・パイプを含む全長)。全長10cmと言われても、ピンとこない人も多いのでは…。自分がよく使っている多色ボールペンのリフィルの長さなど、普段意識したことはないと思う。この「多色ボールペンリフィルケース」のパッケージ裏面には10cmの実寸ガイドがあるので、確認しやすいようになっている。ちなみに多色ボールペンで人気のフリクションボールペン、ジェットストリームの多色ボールペンリフィルは、いずれも10cm以内なので収納可能だ。

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ボールペンリフィルを買うと、ペン先に「樹脂玉」と呼ばれる小さな玉やパイプ状のガードが付いていることがある。基本、それはつけたままケースに入れておいた方がいいと思う。ベルトには十分な長さがあるので多少の調整は可能だが、樹脂玉やパイプを含めた全長が10cm以内でないと収容しづらくなってしまうので注意が必要だ。なお、収容本数は最大で7本のリフィルが入るので、よく使うブラックは3本、青、赤は2本ずつといった具合にタップリと入れておける。

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リフィル単体ですでに10cmあり、加えてパイプが付いているものだと収納できないことはないが、ベルトがギリギリ引っかかる状態となってしまう。

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振り返ってみれば、これまでボールペンのリフィル交換というのは大急ぎで行う、どちらかというと「作業」であったように思う。この本革ケースなら、それが少しだけ楽しい「行為」になる。そんな想いでこのケースを企画した。1年間の間で数回は必ずやってくるリフィル交換、それが少しでも楽しいものになったらうれしい。

なにより本革製で800円+Taxという価格はとてもリーズナブルである。

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[ロフトオリジナル BLEND 多色ボールペンリフィルケース 各色 税込880円]
土橋正さん監修 ロフトオリジナル文具「BLEND」シリーズのご紹介は、今回の「特別編その4」
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記事配信日:2020/08/07

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