コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」特別編その1

カギカッコで目立たせる「ふせん」

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#文具は別腹 #文具は別腹特別編 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

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ロフトのオリジナル商品シリーズ「BLEND(ブレンド)」が7月13日(月)より販売をスタートする。ロフトと私土橋とのコラボブランド。私が商品の企画監修を担当させていただいた。シリーズ名の「BLEND」とは、異なるものを混ぜ合わせる、融合させる、調和させる、一体化させるといった意味がある。つまり「溶けこませる」ということだ。ある時は、そのアイテムが使っている人と一体となって溶けこみ、またある時はそれを使う行為にすっかり溶けこむような自然な使い心地になる。また環境に溶けこむような佇まい、といった思いを込めて「BLEND」と名付けた。

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第一弾では4つのアイテムをリリースする。いずれもいい感じの溶け込み具合を見せてくれるモノばかりだ。なお、それぞれその分野を得意とする文具メーカーの方々にも協力いただいている。まず、今回は「カギカッコふせん」をご紹介したい。

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■ 「カギカッコ」スタイルのふせん

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今やすっかり人気アイテムとなっている「ふせん」。様々なデザインのものが売場を賑わせている。今回のものはフィルム状の半透明ふせん。その半分にカギカッコの「 が印刷されている。粘着面はカギカッコが印刷されている半分のみ。ふせんのサイズは縦1cm×横2cmと比較的コンパクト。カギカッコの幅もわずか1mmと細め。この小さいサイズ、そしてスリムなカギカッコには、使う上でとっても大切な意味がある。このことは後で詳しく紹介していきたい。

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カギカッコのカラーは、レッド、オレンジ、グリーン、ブルー、グレーの5色展開。レッド、オレンジ、グリーン、ブルーは目立たせるために、グレーは馴染ませるカギカッコになる。

■ 色々なシーンで使える

では、この「カギカッコふせん」どんなシーンで使っていくのか?

基本的な役割は、たくさんの情報がある中で「ここは重要!」という部分をピンポイントで目立たせることである。たとえば、資料に貼って使うというシーンがある。資料の中で重要な文章の始めと終わりに一枚ずつ貼っていく。半透明なので貼り付けても文字は透けてしっかり読み取ることができる。そして、先ほどコンパクトサイズ・スリムなカギカッコには理由があると触れたが、まさにこうした資料に貼るとその意味を実感できる。つまり、文字と文字の間のすき間にちょうどよく貼れるのだ。貼った時の姿がとても自然になる。なお、「カギカッコふせん」の向きは全て同じだが、クルリと回転させれば「   」がちゃんと作れる。実際に貼ってみるとわかるが、ふせんという存在感がすっかりと溶けこんでしまい、カギカッコがほどよく主張してくれる。

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また、ノートに書いた文字を目立たせることもできる。この時にひとつ注意したいのは、ペンによっては剥がした時に文字が粘着面に転写されてしまうことがあることだ。この用途では使い回しが難しく一回限りの使い切りとしてもらった方がいいと思う。

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別な用途では手帳にも便利に使える。特にオススメはマンスリーページ。出張や旅行の日程の始めと終わりに貼る。また、企画書の締め切り日には、その日に 」だけを貼るのもいい。視覚的にこの日で終わり!という印象になる。

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本にも使うことができる。読んでいてここは重要というフレーズに貼る。「カギカッコふせん」は横書きだけでなく貼る向きをかえれば縦書きにも使っていける。マーカー的な使い方以外にも読みかけの文章の途中に貼っておけば、次に読み始めるときにそこから読めばいいというのがすぐ分かる。そんな「ピンポイントしおり」的な使い方もある。勉強の教科書にも大いに使えるだろう。貼って剥がせるので、すでに覚えた所は剥がしていくこともできる。

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各色とも1シートには10枚×5という付せんが積層されている。あえて5束に分けたのは、本体をスリムに仕上げるため。手帳のポケットや名刺入れに忍ばせたり、本に挟んだりと携帯もしやすい。仕事やプライベートなど様々なシーンで楽しく使える「ふせん」である。

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[ロフトオリジナル BLEND カギカッコふせん 各色 税込418円]

ご紹介した商品は、全国のロフト各店舗・ネットストアにて7月13日(月)より入荷次第順次発売予定です。
これまでの「文具は別腹」連載バックナンバーはロフトアプリ外、ネットストアの特設ページにてまとめてご覧いただけます。

※営業時間を短縮している店舗もございます。各店舗の営業状況につきましてはロフト店舗情報をご確認ください。なお、現時点で店舗情報に記載されていない店舗におきましても、今後変更となる可能性があるほか、情勢に応じて適宜変動する場合がございます。

記事配信日:2020/06/26

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