コトキジ KOTOKIJI

【連載】ロフトのビジュアルができるまで その4

水引の花でNEW YEARをお迎えしよう

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#ロフトのビジュアルができるまで #ロフトのヒミツ

ロフトでは、お客様に店内で季節を感じていただくためにシーズンビジュアルを制作しています。その店頭を飾る楽しいビジュアルが、一体どうやってできあがるのか。ビジュアル制作の裏側レポート、その4をお届けします。

■今回のテーマ

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あげるドキドキ。
あけるワクワク。

年の初めの、イベントが多いこの時期に。
大切な人へ気持ちを贈りませんか。
大げさなものじゃなくていい。
気持ちのこもったギフトを贈ろう。
もらった人のよろこぶ顔は、
贈るあなたのよろこびになる。
幸せを、贈り合うこと。
そんなこころ踊る始まりを、みんなで。

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連載その4は、年末年始から春のはじまりにかけてのシーズンビジュアル「A WELCOMING NEW YEAR(アウエルカミングニューイヤー)」をご紹介します。年はじめから春は、新春のご挨拶やバレンタイン、卒業・送別などのギフトシーズン。この季節の贈ったり、プレゼントをもらったりした時の期待感や高揚感を、日本古来からの贈答の装飾として使われてきた水引(みずひき)というアイテムでビジュアル化してみました。

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今回のビジュアルのモチーフは春のはじめの象徴でもある「梅の花」です。その梅を水引でつくりました。

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水引は、ご祝儀袋などに付いている和紙の紐のようなもの。和紙をこよりにして水糊で固めたものです。日本では古来よりこの水引をまるでリボンのように使ってきた歴史があります。
水引そのものにはお祝いの意味はありませんが、贈り物の飾りとして使われてきたことからおめでたいイメージを感じさせるもの。今回のシーズンは、その日本の伝統的な水引を使いながら現代の私たちの生活に溶け込むよう、雑貨的なおもしろさを表したビジュアルに仕上がるよう試みました。

■クリエイターさんの紹介

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▲撮影:南雲保夫

内野敏子 Uchino Toshiko

水引工芸家。広告デザイン、建築設計の仕事を経たのち、1995年より水引工芸、2000年よりバスケタリーを始める。「普段の暮らしに水引を」をテーマにオリジナル作品の制作販売、展覧会開催。全国各地でワークショップ&水引教室主宰(東京日本橋&熊本県熊本市)、著書に『水引 基本の結びと暮しの雑貨』(文化出版局刊)など。

Facebook:https://www.facebook.com/toshiko.uchino

■クリエイターさんとの出会い

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▲撮影:ホテル雅叙園東京
※内野さんが水引で制作した鳳凰

年末から1月にかけてのビジュアルは、和の伝統を意識しつつ、ロフトらしい雑貨のおもしろさも表現したい。そんな難題に直面したときに、出会えたのが内野さんでした。
内野さんは「水引を普通の暮らしに取り込む」という創作テーマをお持ちで、ルールにしばられない自由な発想で水引を活用している方。内野さんといっしょなら、きっと私たちがイメージしている「ロフトらしい水引の梅」をつくりあげることができるだろうと、期待を膨らませました。

■いろいろな「結び」を駆使して

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▲変則あわじ横連続結び

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▲丸い部分が玉結び

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▲変則あわじ横連続結び+結びきり+ひと結び

水引には「あわじ結び」「玉結び」「ひと結び」といったさまざまな結び方があり、この「結び」といろいろな色や種類の水引を組み合わせることにより、花や蝶など、さまざまなモチーフをつくることができます。一本の和紙の紐が、結び方の違いだけでもこのように多彩な表情をみせるのです。

■梅のカタチにするには?

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まずは、内野さんのモチーフ制作の手順からご紹介。
パーツを並べていくだけではきれいな梅のカタチにはならないということで、今回は梅のカタチに加工した発泡スチロールを土台に使うことに。生け花の要領で、この土台に水引のパーツを刺していきます。

■たくさんの花のパーツをつくる

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このようにたくさんのパーツを用意しました。土台に配置をしてはバランスを調整していくので、予備も含めさまざまな結び・色合いのパーツを、実際の完成品に使用する数倍はつくっています。

「何千本の水引から500〜600本を使ってつくりました」(内野さん)

■梅のモチーフが完成

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ついに梅のモチーフが完成しました。伝統的な素材を使いながら目新しいおもしろさと、かわいさも表現しているイメージ通りの仕上がりになっていました。

「私の思った『かわいさ』を思いっきり詰め込みました」(内野さん)

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赤一色ではなく、ピンクや紫なども組み合わせています。こうすることで、存在感がより際立ち、立体感を深めてくれています。

「赤一色ではなく、いろいろな色を混ぜて構成するというのは私の油絵のノウハウが役立ちました」(内野さん)

■仕上げは撮影

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そして、できあがった水引の梅をいよいよ撮影です。
この撮影の現場でも水引パーツを微調整、パーツの葉や蝶を加えたり、外してみたりと、いろいろなパターンを検討しながら撮っていきました。

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遠くから眺めると一輪の花ですが、近くで見ると小さな水引の花が集まってできているのが、今回の梅の花のモチーフ。見れば見るほどいろいろな発見があるこのおもしろさが伝わるように、ライティングや角度にも気をつけながら撮影を重ねました。

■完成したビジュアルはこちら

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完成したビジュアルがこちら。日本のお正月、日本の春を表現しながら、ロフトらしい楽しさや新しさが感じられませんか? 控えめに浮かぶ、かわいらしい水引の蝶々も春の訪れを告げているかのよう。水引で飾られた和の贈り物のイメージが伝わったでしょうか?
ぜひみなさんも、贈ったり贈られたりする時のワクワクやドキドキを楽しんでくださいね。

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この「A WELCOMING NEW YEAR」の完成ビジュアルは、12月26日(木)から店頭でご覧いただけます。全国のロフト各店舗で見かけた際には、お近くからぜひこの水引の梅の繊細で多様なパーツのひとつひとつをじっくりとご覧いただけると嬉しいです。

「A WELCOMING NEW YEAR」のビジュアルは、ポスターやPOPのほかに動画もあります。動画はYouTubeのロフト公式チャンネルでもご覧いただけます。

★「A WELCOMING NEW YEAR」動画をYouTubeで見る>>
★連載「ロフトのビジュアルができるまで」バックナンバーはこちら>>

記事配信日:2019/12/26

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