コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」その15

仕事の多機能道具箱

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#文具は別腹 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

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クリップボード。

書類をパチンと上でとめて画板のようにして、立ったままでも書けるようにするためのものだ。「クリップボード」と聞いて、普段使う機会はないし…と売場で見かけてもプイと振り返ってそそくさとペン売場に向かっているという人は多いのではないだろうか。今この「文具は別腹」コラムをご覧になっている皆さんの中にも、今回はクリップボードか…とスマホの戻るボタンに親指を添えているという人もいらっしゃるかもしれない。ちょっと待って欲しい。もう少しだけ読み進めて欲しい。これはクリップボードではあるが、ちょっと違う便利な使い方もできるのだ。

■ 実は収容力もある

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プラスチック製のボディは、その厚さおよそ2cm。そんなに厚みはないが、このボードがボックス構造になっていて、中にモノを入れておけるようになっているのだ。

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パチンと留め具をはずすと、そこそこゆったりとしたスペースが現れる。たとえば、ここに仕事でよく使うA4のクリアフォルダーを入れたり、また、厚みによるがノートも入れたりしておける。すき間にはペンも収まる。これにスマホと手帳があれば、社内の会議にも臨んでいくこともできてしまう。

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アメリカ製ならではの大らかな作りだが、細かなところも良くできている。ボックスを閉じる上あご、下あごが単にピタリと合わさるのではなく、微妙に互い違いになっていて、ちょうど歯をかみ合わせたようになるのだ。つまり、すき間ができないので、閉じてしまえば中に入れたものが外に飛び出す心配はない。

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■ ふつうに使えるクリップボード

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クリップボードに関心のない方も多いかもしれないが、念のため触れておこう。紙は1枚〜10枚くらいまでしっかりと固定できる。持ち上げて書く体勢をとってみると、これがとてもしっくりとくる。ボードに厚みがあるせいか、しっかりと握れるのだ。私も普段はクリップボードに紙をはさんで何かを書くということはまずしない。しかし、やろうと思えばできるという余裕があるのはなんだか安心だ。今は使わないけど、いざとなったときの貯金があるみたいな感じで。

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自分のデスクから会議室に向かう時、このボックスにノートやペンを入れて、その打ち合わせの資料はおもてのクリップボードにはさんでおく。必ずしも書かなくても、とりあえず挟んでおくという使い方でもいいと思う。クリップボードをメインに捉えず、ボックスの収納性を中心に、そしてクリップも付いているという風に考えると、意外と活躍の場があるのではないだろうか。

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記事配信日:2019/03/08

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