ワインとチーズは同じ発酵食品。
だからこその相性のよさとも言えるが科学的に見ても相性はよい。
チーズのタンパク質がワインのアルコールに付着して吸収を弱める効果があり二日酔いになりにくくしてくれる働きがあるのだ。
こうしたことを考えても、ワイン×チーズはやっぱり最高のマリアージュだ。
type:フレッシュ 爽やかな白と絶妙に合う

クセがほとんどない、あっさりとした味わいは、誰からも好まれる。ハチミツやフルーツと合わせて楽しんでみるのもおすすめ。
■代表的なチーズ
・モッツァレラ(イタリア)
・リコッタ(イタリア)
・フロマージュブラン(フランス)
・マスカルポーネ(イタリア)
■合うワイン
・フルーティーな白
・フレッシュな白
・スパークリング
type:白カビ 熟成したものにはしっかりめの赤を

白カビチーズとワインを楽しむ時は、バケットの薄切りも用意しておくといいだろう。クリーミーな味わいはワインの風味も引き立ててくれる。
■代表的なチーズ
・カマンベール(フランス)
・ブリー(フランス)
・シャウルス(フランス)
・クロミエ(フランス)
■合うワイン
・ミディアムボディの赤
・フルーティーな赤
・スパークリング
type:青カビ チーズの個性に負けないワインを

好みが分かれる青カビ。塩気が強く、ニオイを持つものもあり、ややクセのある強い味なので、ワインもしっかりした味わいのものを。
■代表的なチーズ
・ロックフォール(フランス)
・ゴルゴンゾーラ(イタリア)
・スチルトン(イギリス)
・ブルー・ド・ヴェルニュ(フランス)
■合うワイン
・フルボディのしっかりした赤
・甘口の白
type:ウォッシュ 個性的な味なのでしっかりした赤を

表皮を塩水やお酒で洗いながら熟成させている。
お酒の場合、どんなお酒を使っているのか調べて、それと同じものを合わせてもよい。
■代表的なチーズ
・マンステール(フランス)
・エポワス(フランス)
・タレッジョ(イタリア)
・リヴァロ(フランス)
■合うワイン
・フルボディのしっかりした赤
type:セミハード ワインのタイプを比較的選ばない

そのままスライスしておつまみにしてもいいが、温めて野菜やバケットにつけて食べたり、チーズ料理にするとコクが出ておすすめ。
■代表的なチーズ
・ゴーダ(オランダ)
・フォンティナ(イタリア)
・チェダー(イギリス)
・グラット(デンマーク)
■合うワイン
・辛口の白
・ミディアム~フルボディの赤
type:シェーブル 見た目も味わいも個性的

山羊のミルクから作るチーズで、なかなか日本ではなじみがないが、いつもとは違うチーズを試してみたいなら、ぜひ食べてみよう。
■代表的なチーズ
・サントモール(フランス)
・ヴァランセ(フランス)
・セル・シュール・シェール
・(フランス)
・ピコドン(フランス)
■合うワイン
・ライト~ミディアムボディの赤
・辛口の白
type:セミハード チーズ料理なら白 塊なら赤で

熟成期間が長く、凝縮されたミルクのおいしさが感じられ、旨味やコクも強い。
そのため、しっかりした味わいの赤がよく合う。
■代表的なチーズ
・パルミジャーノ・レッジャーノ(イタリア)
・グラーナ・パダーノ(イタリア)
・ミモレット(フランス)
・コンテ(フランス)
■合うワイン
・辛口の白
・ミディアム~フルボディの赤
※赤ワインのタイプ
ライトボディ:軽く渋みが少ない
ミディアムボディ:やや渋みがある
フルボディ:渋みとコクがある
提供:枻出版社
媒体名:ワインのおつまみ便利帖

自宅で飲めば安く済むだけでなく、本当に食べたいものにこだわっておつまみを作れるのも楽しい。本書では、“おうち飲み”を盛り上げるワインに合わせて楽しむおつまみを徹底ガイド! ワインが好きな人も、料理が好きな人にも必携の一冊です。
枻出版社サイト
記事配信日:2014/11/01