コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」その7

ネット通販の段ボールがすぐ開けられる

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#文具は別腹 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

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最近何を切っているだろうか?

人にもよるだろうが、紙を切るというのはめっきり少なくなっているように思う。それより近頃増えているのがネットで注文した商品が入った段ボールを開ける時ではないだろうか。私も週に何度となく段ボールを閉じているテープを切っている。急いでいる時などは手元にあるハサミの刃を広げてその片側でテープを切っていくことがある。刃がむき出しなので結構危ない。これを使えば段ボールが安全に、そしてスムーズに開けられる。

■ 段ボールを開けるモードがある

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ご覧のとおり、これはハサミである。しかし、段ボールを開ける時はちょっと違った使い方をする。それを「ハコアケモード」という。指を入れるハンドルの片側にスイッチがある。それを親指でスライドする。

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一見すると何も変わっていないようだが、実は変化を遂げている。刃先の下側を見ると少し斜めになっていて、そこからもう一方の刃の先端がほんの少し、1mmほどだけ出ているのだ。人さし指を刃の上にあるプラスチックの所に添える。こうすると力がかけやすくなる。これで段ボールのテープをスーッと引くだけでテープは切れていく。刃は少ししか出ていないので安全。切り終わってハサミを手放せばスイッチは解除され、少しだけ出た刃はしまわれる。ハサミを手にして片手でスバヤク「ハコアケ機能」を使えるので、便利だ。

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もちろん、こうした段ボールを閉じているテープをカッターで切ることもできる。ただ、刃先を出しすぎて誤って中のものも切ってしまうということもありえる。その点でも安心だ。

■ べたつきが残りにくいハサミ

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これはハサミなのだから、主役であるハサミの機能にも一応触れておこう。刃の内側の接する部分を最小限に抑えた作りになっている。つまり、テープを切ってもべたつきにくくなっているのだ。段ボールを開ける時だけでなく、なにかを梱包する時などにテープを切る際に心強い。

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これからの年末シーズンは、お歳暮などもありいつもよりもたくさんの段ボールを開ける機会がある。届いた荷物はいち早く開けて中身を確認したいものだ。それがスムーズにできる。この「ハコアケ」をひとつ常備しておくと便利だと思う。

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さらに、刃先をガードするキャップも付いている。

[コクヨ ハコアケ 税込756円]

※ご紹介した商品はロフト各店舗のほか、ネットストアで取扱いしています。
※取扱い内容は店舗により異なる場合がございます。詳しくはご希望の店舗までお問い合わせください。

記事配信日:2018/11/09

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