甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具紹介コラム。ステーショナリー ディレクターとして文具を色々と見てきた私、土橋（つちはし）が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜、第四金曜配信中)

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自分宛に送られてくるダイレクトメール。

どうだろうか。大体半分くらいの割合で、いやそれ以上かもしれないが、さっと見てすぐゴミ箱行きとなるのではないだろうか。ただ、そのままポイとゴミ箱に入れるのは、ちょっとためらわれる。というのも自分の名前、住所、そしてたまに誕生日なども印刷されていることもあるからだ。

何度も破ったりしたところで、ジグソーパズル好きの悪い輩がいたりしてそれをひとつずつつなぎ合わせて解読してしまうかもれしれない。そんな不安もよぎる。かと言って、シュレッダーにかけるのも面倒だ。この「両面テープ　ケシポン　ダブルガード」という長い商品名のアイテムなら手軽に安心してゴミ箱に捨てられる。ちなみにこうした商品名が長いものは、それだけ特長がいくつもあるというものなのだ。

■2段構えで隠してくれる

プラスは「ケシポン」という個人情報保護シリーズを色々と展開している。特長は色々な文字や記号がビッシリと敷き詰められた特殊パターンを採用しているところ。今回のものは、テープのり式両面テープになっている。

使い方は、とっても簡単。ダイレクトメールの隠したい所にテープのりの要領でコロコロと引いて消していく。

これだけでも十分情報は隠せるが、この特殊パターンは両面テープになっているので、ダイレクトメールを折って貼り合わせられるのだ。こうして2段構えで隠すことができる。

「ケシポン　ダブルガード」で貼り合わせたところをしばらくしてからビリビリと引きはがしても、紙は破れて情報はちゃんと隠れたままになっている。

■チョイ消しもOK

テープ幅は15mmある。これぐらいある方が、大きな面積を一気に隠せてよい。しかし、たまに、電話番号だけ、番地だけ、会員番号だけといった、少しだけを隠したいということもある。そうした時は、いつも横に引いているのを縦に少しだけ引けばテープをムダにしなくてすむ。

■使い終わりもハッキリしている

私はすっかり気に入って、詰め替えテープまで買いこんで日々使っている。本格的に使っていて、なるほどこれは便利だと感じることがあった。それは、使い終わりがハッキリとしているところだ。スタンプ式だと、まだ大丈夫だろう、まだもう少しだけいけるだろうとインクが薄くなってもしつこく使い続けていた。その分、何回も押したりするので手間がかかる。とは言え、薄くなったとは言え一応インクも出ているので、なかなか捨てづらい。この「ケシポン　ダブルガード」は、テープが物理的になくなるので、ハイおしまい！ということがハッキリとわかる。ダラダラと使わずに済む。

そうそう、この「ケシポン　ダブルガード」は、普段引き出しに入れておいても大丈夫ななように先端の粘着面を覆うフタが付いている。ここを開くにはボディの横のボタンを押すと、パカリと開く。

こうした自分の情報を隠すという作業は、お茶（コーヒーでも可）を飲みながらゆったりと行うというよりも、少々とげとげしい心持ちでサッサと片付けたいものである。このワンタッチオープン機構は、その意味でありがたい。

以前は、面倒くさかった日々送られてくるダイレクトメール処分が、最近ではすっかり楽しいものになった。

[プラス 両面テープ ケシポン ダブルガード 税込540円]

※ご紹介した商品はロフト各店舗のほか、ネットストアで取扱いしています。
※取扱い内容は店舗により異なる場合がございます。詳しくはご希望の店舗までお問い合わせください。

記事配信日：2018/09/07