コトキジ KOTOKIJI

ネコで学ぶ写真の基本

「絞り」について学ぼう

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#カルチャー #基本が肝心

あなたは「ふんわり写真派」それとも「くっきり写真派」?

絞りを絞ったり、開いたりしてピントを合わせ、ボケをコントロール。「絞り」を使って撮りわけてみよう。そのテクニックを雑誌「ネコの写真の教科書」からご紹介。

絞りを変えるとピントの合い方が変わる

「絞り」を簡単にいうと「光が 通る穴」のこと。

この穴を大き くすることを「開く」、小さくすることを「絞る」といい、その絞り具合は「F値」という数値で表される。数字か大きく なる=穴が小さくなる・・・とちょ っとややこしいが、たくさん絞るほど穴は小さくなるとイメー ジしよう。

「絞り」には、大きくふたつの役割がある。ひとつ目はピントの合う範囲の調節。「絞り」を開くとピントの合う範囲は狭くなり、絞ると範囲は広くなる。
ふたつ目はレンズに入る光の量の調節。穴を大きくすれば光は多く入り、小さくすれば少ししか入らない。人間も明るい場所では瞳孔が小さく、暗い場所では瞳孔が大きくなるのと同じ。

「絞り」を開くとピントの合う範囲が狭くなるため背景などがボケて、ふんわりした印象の写真になる。さらに、ネコに近づいて撮ると背景のボケが丸みを帯びてよりやわらかい印象に。逆に絞ってピントの合う範囲が広くなると、写真全体がくっきりとした印象になる。
つまり、ふんわりネコを撮るなら「絞り」 を開く、くっきりネコを撮るなら「絞り」を絞ることが基本。

絞りと写りの関係

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絞りでボケ具合を調節できる。開くとピントの合う範囲が狭くなるのでボケが強くなり(ふんわり)、 絞るとピントの合う範囲が広くなるのでボケない(くっきり)。

「絞り」だけじゃない!ふんわりネコ写真の撮り方

◆1 ネコと背景に遠近差をつける

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カメラとネコ、ネコと背景の距離に差をつけることでボケを出す。ネコにピントを合わせた時、背景もネコと同距離にあると背景にもピントが合うが、背景との距離に差があると背景にはピントが合わないためボケる。

◆2 レンズの焦点距離を活かす

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レンズに書いてある「○mm」という表示が焦点距離をさす。広角では写る範囲は広くなり、望遠では写る範囲は狭くなるのが基本だが、双方のレンズのもうひとつの大きな違いがボケ方。広角レンズよりも望遠レンズのほうがボケを作りやすい=焦点距離が長くなるほどボケやすくなるという特性があるのだ。

自分のレンズの開放値をチェック

レンズには「F●」とF値が書いてある。これはそのレ ンズの開放値。「絞り」をそれ以上開けない状態(もっとも開いている状態)を「開放」、その値を開放値という。開放値が小さいほどたくさん開くことができる=より明るいレンズということ。

ネコカメラマン関由香さんの「絞り」の使い方

思いっきり開いて光の印象をよりやわらかく

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絞りを開放(そのレンズで絞りをそれ以上開けない状態)にして撮影。「光が写真全体に行きわたり、背景のボケをきれいに出せたことで、やわらかい光がより印象的になりました。ピントはネコの目。ネコに近づいて撮影することでボケる範 囲が広がります」

絞ってくっきり!背中の模様が浮かび上がる

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毛の流れている向きまで分かるほどくっきり 。「背中の模様がユニークだったので、その模様がはっきり分かるように絞って撮影しました」。手前のものが大きく写る特性のある広角レンズて撮影しているため、背中の模様が強調された仕上がりになっている。

提供:枻出版社

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