コトキジ KOTOKIJI

【連載】ただいま、おうち時間中 その14

暮らしに溶け込む“和” の香り「あわじのお香」

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#暮らし #使ってみた #ただいま、おうち時間中

おうちでお仕事、おうちでご飯、おうちでお買い物。わたしたちの日常はより一層おうちが中心になりました。だからこそ、みなさんのおうち時間をより楽しく充実したものにしたい。この連載ではそんな想いを込めて、ロフトで取り扱う雑貨の中からおうち時間を彩るとっておきのアイテムをご紹介していきます。

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日本の伝統的な、香りを楽しむアイテム「お香」。仏前に備えるのはもちろん、最近ではお部屋のフレグランスアイテムとしてお香を焚くという人も増えています。そんなお香ですが、国内シェアの約70%が、淡路島で作られていることをご存知ですか? 今回は、香りの島・淡路島とお香の魅力に迫ります。さらに、ロフトのおすすめ「淡路島のお香」と共に、お線香の楽しみ方もご紹介。 おうち時間のお供に、伝統と”和”を感じるお香を焚いてみてはいかがでしょうか。

※ご使用の際には、香皿・香立てを別途ご用意ください。

■日本のお香、はじまりの島「淡路島」

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日本のお香のはじまりは、推古三年(595年)ごろと言われています。海に流れついた流木を淡路島の漁師が燃やしてみたところ、良い香りが辺り一面に漂ったことを不思議に思い、その流木を帝に献上した、という伝承が『日本書紀』に記されています。それが、日本最古のお香の記録です。

また、「お線香」というスティック型のお香が生まれたのは、江戸時代のこと。淡路島では、嘉永3年(1850年)から線香づくりが盛んに行われ、現在では生産量日本一を誇っています。そんな歴史ある「香りの島」で生まれた、お線香をご紹介。

■伝統を手しごとで守り続ける 梅薫堂「綺麗香」

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1850年創業の梅薫堂。淡路島の線香づくり黎明期から続く、老舗メーカーのひとつです。機械化が進む現在でも、職人の手作業による製造工程を多く残す同社。昔ながらの製法を大切に、一本一本丹精込めて作られています。

「綺麗香」は、ロフト先行販売となる梅薫堂の新商品です。控えめで澄んだ香りの「森」、優しく部屋を包み込む定番の「白檀」、さっぱりとした香りが特徴の「緑茶」、甘めな香りが好きな方におすすめの「蓮花」と、4つの香りをラインアップ。好みや部屋の雰囲気に合わせてぜひ選んでみてくださいね。

[梅薫堂 綺麗香 各種 税込1,210円]

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「綺麗香」は、天然素材で作られたお線香。紀州備長炭の抽出液を配合するなど、天然植物由来の成分で消臭効果も期待できます。煙も少ないので、香りや煙が移りにくく快適に使用できるのも嬉しいポイント。ここで改めて、お線香ビギナーさんに向けて、お線香の基本的な使い方をご紹介。一番シンプルにお香に楽しむなら、香皿を使うのがおすすめです。線香の先端に火をつけ、火が落ち着き始めたら、香立てを香皿に置き、そこにそっと線香を立てましょう。それだけでOK!

香皿は、さまざまなデザインや形の商品が販売されているので、インテリアに合わせて選んでみるの楽しいですよ。

■お線香の楽しみ方① 香りでゲストをおもてなし

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お線香は、暮らしのさまざまなシーンで楽しめるアイテム。例えば、玄関で焚いてみるのも一つの使い方。旅館やホテルでは、入り口付近でお香を焚き、お客様を迎える「お迎え香」という習わしがそうです。自宅に招いたゲストを、素敵な香りでおもてなしするのもいいかもしれません。

■香りのお試しに 薫寿堂「いっぺんつこてか」

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1893年創業の薫寿堂。世界で初めて「微煙タイプ」のお線香を開発したり、利用用途の無い木材を再利用して作った、地球にやさしいお線香を発売したりと、お香の可能性を追求し続けてきた老舗メーカーです。

今回、そんな薫寿堂から、淡路島限定で発売しているアイテムがロフトに登場。「いっぺんつこてか」は、薫寿堂が販売しているシリーズを”お試しサイズ”で手に入れることができるアイテムです。ケースにカラフルな線香が各20本ずつ入っており、6つの香りを試すことができます。

[いっぺんつこてか 各種 税込385円]

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定番の優しく包み込むような「白檀」の香り、爽やかな「緑茶」や「ラベンダー」、華やぐフローラルな「金木犀」や「ブーケ」、甘いお菓子ような「白桃」の香りなど、6種それぞれで個性的な香りが楽しめます。リラックスしたい読書タイムや就寝前、仕事中など、シーンに合わせて使い別けるのもよさそうです。

ちなみに「いっぺんつこてか」は、方言で「一回使ってみてください」の意味。名前の通り「どの香りを選べばいいかわからない!」というお香初心者さんに、ぜひ一回試してほしい、おすすめのアイテムです。

■お線香の楽しみ方② 集中時間のタイマーにも

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江戸時代には、線香を時計の代わりとして使うこともあったそうです。気象状態や原料などによって多少の差はありましたが、当時のお線香は、燃え尽きるまでの時間が「1本約40分」。その時間を参考に、僧侶が修行をしたり、寺子屋での勉強時間の目安にしたりと、様々な場所で活用されていました。

読書やヨガ、仕事や勉強中など、みなさんも集中したいときがありますよね。そんな時には線香に火を灯もし、タイマー代わりに使ってみてはいかがでしょうか。いい香りに包まれながら、燃え尽きるまでの時間を目安に、より集中した時間が過せそうです。

■お香を通して触れる、和の伝統

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癒しのひとときを与えてくれる「お香」は、インテリアアイテムとしてもおすすめ。好きな香りを探す楽しみだけでなく、お部屋の雰囲気に合わせて、お香の色や、香皿やお香立てを選ぶ楽しみもひとしおです。そしてなにより、お香を通して、日本の文化や職人が紡いできた伝統を感じてもらいたいと思います。「なんだか敷居が高そう……」と思っていたあなたも、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。

次回のコラムもどうぞお楽しみに。

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記事配信日:2022/05/30

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