七夕について学ぼう

笹飾りに願いを込めて

笹を使った七夕飾りでおなじみの「七夕」。その由来や風習についてご紹介します。
監修:高月美樹さん
ライター:藤岡操さん

1.由来について

五節句の一つで、旧暦の7月7日に、織り姫と彦星が一年に一度だけ会うことを許されたという七夕伝説に由来するといわれる。また、古い習わしでは七夕は続く7月15日のお盆の準備をする日とされ、笹の葉を川に流す風習も身を清める儀式に由来するとされる。

2.行事と風習について

古くは精霊棚を飾り付け収穫物を供える神事であったが、現代では笹竹に願いを書いた五色の短冊や魔除けの吹き流しなどの飾り付けをし、七夕が終わると川や海に流していたこともある(現在は神社などで燃やしてもらうとよい)。行事食として、そうめんを食べる風習も。

【七夕飾り】 笹飾り

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願い事が真っ直ぐ天に届きますようにという意味で、素直に伸びる笹を用い、願いや七夕にちなんだ言葉を書いた短冊などを飾り付ける。

【七夕飾り】 五色の麻苧

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世界の五大要素を「緑、赤、黄、白、黒(紫)」の五色で表したもので古くから神事に用いられる。

東北三大七夕祭り

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写真左【仙台七夕祭り(宮城)】
8月6~8日に開催。宮城県仙台市外を中心に大きな五色の吹き流しがたくさん飾られる。

写真中【ねぷた祭り(青森)】
青森市で8月2~7日に開催。大きな灯籠の一種であるねぶたの行列は迫力満点。

写真右【秋田竿燈祭り(秋田)】
秋田市で8月3~6日に開催。竿燈は稲穂、提灯は米俵を表し、肩や額に乗せて豊作を祈る。

【七夕にまつわる素朴なギモン Q&A】

Q1.
天の川を見たいのですが、毎年天気が悪く…。どうしたら見られますか?

A1.
本来の七夕は旧暦の7月7日。現在のカレンダーに合わせると、梅雨明け以降の8月です。

[解説]
新暦の7月7月は梅雨の真っ只中なので、天の川を見るのは困難です。本来の七夕の日は梅雨明け後の天気が安定する時期。このころの夜空には、天の川が輝いているでしょう。

Q2.七夕に、なぜそうめんを食べるのですか?

A2.七夕は麦の収穫祭という意味もあったため、麦から作られるそうめんを食べるようになりました。

[解説]
七夕にそうめんを食べる風習は、古代中国の索餅(さくべい)という食べ物に由来します。七夕には麦の収穫祭という意味もあり、時代とともに索餅からそうめんに変わっていったようです。




提供:枻出版社

媒体名:にっぽんの七十二候

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日本には、四季があり、旬があります。昔の人たちは、暦を作り、農作業や暮らしの目安にしていました。それが「二十四節気」「七十二候」。暦の知恵を知ることで、日本人らしい感性に触れ、正月、お盆など、何気なく過ぎていく季節の行事も、豊かに楽しむことができるではないでしょうか。
枻出版社サイト

記事配信日:2015/07/01

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