甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋（つちはし）が、その使い心地も含めてご紹介していきます。（毎月第四金曜日配信）

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春は色々なことがスタートする季節。一人暮らしを始めたり、部屋を模様替えして気分を一新したりする人も多いと思う。そんな時にオススメなのが、コクヨの「壁につけるマグネット」。ひとつひとつのパーツは文具なのだが、それらを組み合わせることでインテリア用品になってしまうというものなのである。

■ 取り付け簡単なマグネット

これはマグネットに対応していない壁であってもマグネットがつけられるという便利なアイテム。なお、壁はクロス貼りの石膏ボードが対象となる。コンクリート、レンガ、ブロック、タイルなどの固い壁、ベニヤ板は不可となる。イメージとしては画鋲がしっかりとささる壁というところだろうか。「はじめてセット」には必要なものが全て入っている。これさえあればすぐに始められる。

取り付けはとても簡単。

1）補助板のベースシートを付属の小さなホチキスでとめる。この時マステなどでベースシートを仮どめしておくと行いやすい。ベースシートにはここにホチキスをとめるという位置にマークがついている。コツは壁に対してホチキスの先端をピタリと平行につけて勢いよくガチャリと押し込むこと。

2）そのベースシートの上にスチール製の補助板を貼り付ける。なお、この粘着が安定するまで24時間おいておく。

3）あとは付属のマグネットをパチリとつければOK。

■ 楽しみ方いろいろ

マグネットには丸いもの、バーの形がある。いろいろな活用が楽しめる。たとえば、お気に入りのポストカードを飾ったり、カレンダーや次に行く予定のイベントの招待状などをとめたりしておくのもいい。

画鋲ではなく、あえてマグネットにすることで、必要となればすぐに取り出せる良さがある。定期的に通っている病院の診察券などもいいかもしれない。そういう意味ではスマホの充電コードなどもいいと思う。

また、仕事の資料を一時的にとめておくということもできるので、在宅ワークにも便利。

マグネットを買い足す時にはホチキスが入っていない補助板とマグネットだけというパックもある。

取り外したいとなれば、補助板一式をはがしてリセットすることができる。ホチキスの後ろにあるリムーバーを補助板と壁の隙間に差し込んで針を持ち上げるようにはがしていく。壁に画鋲をさした時より小さい穴が数個できるくらいだ。跡もそんなに目立たないのもいい。壁を飾るということに加え、一つの収納スペースとしても使っていくことができる。

▼今回ご紹介した商品はこちら

[コクヨ 壁につけるマグネット はじめてセットA 各税込1,100円]
[コクヨ 壁につけるマグネット はじめてセットB 各税込1,980円]
[コクヨ 壁につけるマグネット専用ホッチキス 税込495円]
[コクヨ 壁につけるマグネット 補助板 丸 各税込550円]
[コクヨ 壁につけるマグネット 補助板 バー 各税込550円]
[コクヨ 壁につけるマグネット 丸 各税込495円]
[コクヨ 壁につけるマグネット バー 各税込495円]

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記事配信日：2024/03/22