甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋（つちはし）が、その使い心地も含めてご紹介していきます。（毎月第四金曜日配信）

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文具界隈のインクの世界では次々に新しいカラーのインクが登場して、その勢いはとどまることを知らない。そんな中で黒の微妙なニュアンスが楽しめるパイロットの「イルミリー」ボールペンが発売された。黒インクをベースにしているので、仕事などでも使いやすい。それでいて黒の中に見え隠れするシックなカラーが楽しめるボールペンになっている。

■ ニュアンスブラックという大人しさ

イルミリーには7色の基本色がある。その中で今回6色を試してみた。書き比べてみると確かに黒の中にも色がしっかり感じられるカラーリングになっている。特に塗り込むようにするとそれぞれの色がしっかりと見てとれる。文字を書くとほんのわずかな色味が静かに主張してくる。書いている本人には確かに伝わってくる大人しさが、むしろ私はいいと思った。

それぞれ個性があっていい色をしている。個人的にはブルーとグリーンが気に入った。ブルーはダークネイビーという感じで、万年筆インクのブルーブラックを思わせる。グリーンは深緑色。スモークさがあり、こちらもダークさが楽しめる。その他の色もそれぞれに独特な深みを秘めている。

これらの色を使い分けると落ち着いたノートや手帳紙面に仕上がることだろう。

ボディはシンプルなオフホワイト。その中でペントップがそれぞれのニュアンスカラーで彩られている。一見すると分かりにくいが、同色のラバー調のグリップは指先の吸い付きがよく落ち着いた握り心地。ちなみにペンに貼られているシールを私は普段は使い始めにすぐ剥がしてしまうが、イルミリーは色名が明記されているので、剥がさないでおくことにした。

[パイロット イルミリー ニュアンスブラック 0.5mm 各色 税込330円]

■ 一緒に使いたいニュアンスカラー文具

このシックなニュアンスブラックを同じトーンで楽しめるアイテムとしてオススメしたいのが韓国文具の「スワテリエ」。最近の韓国文具はとてもデザインそしてカラーリングがいいと注目している。大人っぽさの中にも楽しさもあり、誰にも使いやすいデザインだ。色のトーンが中間色でまとめられているのでイルミリーのニュアンスブラックとの相性は抜群。大人カラフルなノートや手帳ライフをたっぷりと楽しめる。

[スワテリエ フレークステッカー 各種 税込1,430円]
[スワテリエ フレークステッカー 各種 税込275円]
[スワテリエ ふせん デイリープラン 各種 税込418円]
[スワテリエ ふせん デイリープラン ホワイト 税込418円]


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記事配信日：2023/08/25