コトキジ KOTOKIJI

【連載】「文具は別腹」その53

タスク派・ライフログ派に最適手帳

twitterfacebook

#文具は別腹 #雑貨モノ知り

甘い物はいくらでも食べられるように、文具もいくらでも買ってしまう「文具は別腹」な方々。そんな皆さんの別腹を大いに刺激する文具コラム。ステーショナリー ディレクターとして色々な文具を見てきた私、土橋(つちはし)が、その使い心地も含めてご紹介していきます。(毎月第二金曜日・第四金曜日配信)

       *****

最近はスケジュールをパソコンやスマホで管理する人が増えている。特に会社で色々な人たちと予定を共有している人にとってデジタルは心強い存在だ。とは言え、あらゆるスケジュールがデジタルに置き換えられるかと言えば、必ずしもそうでもないと思う。予定には大きく2種類がある。ひとつはアポイント、そしてもうひとつがタスク・ToDo。最大の違いは誰との約束であるかということである。アポイントは時間の決まった自分以外の誰かとの約束事。12/14の14:00に○○さんとMTGを行うといったことだ。一方でタスクは、時間の決まっていない自分との約束事。企画書のたたき台を作成するなどといったことがある。デジタル派で他の人と共有している人は、主にアポイントを管理しているのではないだろうか。タスクやToDoは必ずしも人と共有する必要もないので、個人個人で管理していくしかない。

このNOLTY(ノルティ)アクセス5は、そうしたタスクやToDoの管理を得意としている。ロフト限定バージョン表紙タイプとNOLTYオリジナルタイプがある。

■ 一週間ブロックタイプ

img_item_kotokiji_sub_01

この手帳のメインフォーマットがちょっとユニーク。週間フォーマットであるのにブロックタイプになっている。見開き2ページに7つの縦長の四角いスペースが2列にわたって並んでいる。手帳のサイズはA5と大きめなので、ひとつひとつのブロックも9.6cm×6.6cmと結構ゆったりしている。そこには時間軸はない。

img_item_kotokiji_sub_01

一番上に少し大きなスペースがある。ここには「企画書提出」や「オンラインセミナー」などその日のメインとなる予定を書き込んでいく。その下には5つ分のタスクが書き込めるようになっている。さらに下にはドット罫のフリースペース。もしタスクが6つ以上あればフリースペースに書き足してもいいし、メモに使ってもよい。このようにタスクを中心に書いていきやすいフォーマットになっている。

img_item_kotokiji_sub_01
img_item_kotokiji_sub_01

あらかじめタスクをふせんに書いて余白にストックしておいて、やるべき日に貼っていくという使い方もある。

img_item_kotokiji_sub_01

タスクだけでなく、通常のスケジュールもしっかり管理できるページもある。各月の頭にはカレンダースタイルのマンスリーページがある。ここには日時の決まった予定を書き込み俯瞰して見渡していくことができる。そして各月の最後には自由に使える横罫線ノートが2ページある。

img_item_kotokiji_sub_01
img_item_kotokiji_sub_01


■ タスクを気持ちよく書き込める

ToDoというとこれまでメモ用紙などを使ってリストアップしていくことが多かった。それもいいが、その日のToDoが終わるとそのメモをゴミ箱に捨ててしまうことがある。そうすると自分が取り組んできたToDoがストックされていかない。あのToDo、もう済ませたっけ??と確認がしづらくなってしまうことになる。

img_item_kotokiji_sub_01

今回の手帳では終了したToDoがどんどんストックされる心地よさがある。今や仕事の中心はアポイントよりタスク・ToDoの方がずっと多くなっている。タスクというものは、日々仕事をしていく中で減っていくが、同時にどんどん新しいものも増殖していくという少々厄介な存在である。それらのタスクをひとまとめに気持ちよく管理していける手帳である。

■ ライフログ、さらには日記も

タスクだけでなくライフログ・日記的にも使っていくこともできる。日記と言っても何も長い文章を書く必要はない。その日に食べたもの、行った場所、会った人、楽しかった出来事などをリスト式に書いていくだけでいい。こうしたことを書いておくと、あとでパラパラと手帳を振り返ったときに、その日のことが立体的に思い出せてくるものだ。また、昨今の新しい生活様式において、こうした簡単なライフログ・数行日記の重要性はグッと増している。その日にどこに立ち寄って誰に会ったかを、いざという時に簡単に振り返ることができるのは心強い。この手帳はフリーススペースがゆったりしているのでそうしたことも書きやすい。

img_item_kotokiji_sub_01

予定管理において、アポイントなど時間の決まったスケジュールを管理していくことは実はそんなに難しいことではない。日時がきっちり決まっているので、該当するところに入力したり書いたりすればいい。それ以外のタスク・ToDo管理の方がずっと難しいと言える。

この手帳はアポイントについてはマンスリーカレンダーで管理できつつ、それ以外のタスク・ToDoに的を絞って管理できるところが最大の特徴である。世の中の流れや働き方によって、使うべき手帳のフォーマットも変化していくということを感じさせてくれる手帳である。

img_item_kotokiji_sub_01

[NOLTY 2021年1月始まり手帳 アクセス5 A5サイズ 各種 税込2,090円]
★ロフトネットストアで“NOLTY”シリーズラインナップを見る>>

ご紹介した商品は、全国のロフト各店舗・ネットストアにて取扱っております。取り扱い内容は店舗により異なる場合がございます。詳しくはご希望の店舗までお問い合わせください。
これまでの「文具は別腹」連載バックナンバーはロフトアプリ外、ネットストアの特設ページにてまとめてご覧いただけます。

※営業時間を短縮している店舗もございます。各店舗の営業状況につきましてはロフト店舗情報をご確認ください。なお、現時点で店舗情報に記載されていない店舗におきましても、今後変更となる可能性があるほか、情勢に応じて適宜変動する場合がございます。

記事配信日:2020/12/11

PageTop