ロフトでは、お客様に店内で季節を感じていただくためにシーズンビジュアルを制作しています。その店頭を飾る楽しいビジュアルが、一体どうやってできあがるのか。ビジュアル制作の裏側レポート、その11をお届けします。
■今回のテーマ
ワクワクしかない
春にしよう。
LOFT SPRING
新しいことをはじめたくなる季節。
何もできないことをなげくより、
できることで、楽しいことを見つけよう。
そのほうが、きっと毎日は、
もっとワクワクできると思うから。
どんな時でも、前向きに生きる人たちを
応援しつづけたいロフトです。
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2021年の春のシーズンビジュアル。今年は、昨年のぶんまで、ワクワクの多い春になってほしい。あたらしい春を、あなたらしい春にしてほしい。そんな想いを込めた「ワクワクしかない春にしよう」というコピーとともに、カプセルトイをガチャガチャと回す際の期待に高まる気持ちを表現したビジュアルが完成しました。
さて、このビジュアルはどうやってできあがっていったのか、その制作風景を見ていくことにしましょう。
■まずはカプセルを用意
ガチャガチャと回すとカプセル入りのグッズが出てくるあの機械、正式にはカプセルトイという名前です。今回はそのカプセルトイがモチーフと言うことで、まずはカプセルを用意。サイズは3種類。ここから写真に納めやすいサイズを選びます。
■中身はこちらの雑貨たち
カプセルの中に入るのは、こちらの雑貨たち。春の新生活に必要な手帳やカップやトートバッグなどを集めてみました。
もちろん一番大きなカプセルを選んでも中には入りません。では、どうするのか?ここからが制作スタッフの腕の見せ所です。
■まずはカプセルトイの本体を撮影
まずはたくさんのカプセルが入る本体を撮影。
本体の色、実物は赤ですが、これをコンピューターでロフトらしいイエローカラーにチェンジ。
今回のビジュアルは、このように撮影した素材をコンピューターで加工や合成を加えていくのがポイントなんです。
■カプセルの色付けにチャレンジ
カプセルに色を付けるため、染料で煮込みます。プラスチック用の特別な染料で、温度調整しながら煮込んでいきます。
10分近く煮込んで色は付いたのですが、色ムラが…。しかも期待していた色とは違う仕上がりに。撮影現場でスタッフ間で話し合った結果、染料で染めることはあきらめて、コンピューター上で色を付ける方針に急遽変更しました。
■カプセルと雑貨を撮影
気を取り直してカプセルを撮影。後で合成するので、空のカプセルです。映り込む影などが微妙に異なるので、実際に使用する位置を決めて、1つずつ撮影していきます。全部で15回以上撮影しました。
カプセルの中に入る雑貨たちも1つ1つ撮影していきます。
■春らしい花も用意
春らしい華やかさを感じてもらいたいので、花や草木も用意しました。
こちらも合成する際の素材となるので、花びらを撮影していきます。
■いよいよ合成して
最後に、撮影した画像を合成していきます。まずは何も入っていないカプセルトイの本体。
そこにカプセルを合成で入れていきます。
いくつかのカプセルに、ピンクやグリーンなど、春っぽい半透明の色をつけていきます。
カプセルの中に雑貨を入れ込んでいく合成を行うと、完成形に近づいて来ました。後は花びらや葉っぱを加えると、春らしいロフトのワクワク・カプセルトイの完成です。
■完成したビジュアルはこちら
完成した雑貨のカプセルトイのビジュアルがこちら。新しい生活や新しい雑貨たちと出会ってワクワクする春を表現してみました。新しい生活様式になっても、いえ、なったからこそ、ワクワクする事って大切だと思います。ぜひみなさんも、たくさんのワクワクと出会って、春を楽しんでくださいね。
この「LOFT SPRING」の完成ビジュアルは、2月1日(月)から店頭でご覧いただけます。全国のロフト各店舗で見かけた際には、お近くからこのカプセルトイをご覧いただけると嬉しいです。「LOFT SPRING」のビジュアルは、ポスターやPOPのほかに動画もあります。動画はYouTubeのロフト公式チャンネルでもご覧いただけます。
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記事配信日:2021/02/01