ロフトでは、お客様に店内で季節を感じていただくためにシーズンビジュアルを制作しています。その店頭を飾る楽しいビジュアルが、一体どうやってできあがるのか。ビジュアル制作の裏側レポート、その10をお届けします。
■今回のテーマ
ホットな雑貨で、ホッとしよう。
BLOOMING WINTER
どんな大変なことがあっても、ひとって、
ちょっとしたことでくつろいで、
ほっこりとした気分になれたりするものだから。
こんな冬だからこそ、花咲く季節のような、
温かく華やいだひとときをお届けしたい。
そんな私たちロフトです。
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連載その10は、冬のシーズンビジュアル「BLOOMIG WINTER (ブルーミングウインター)」をご紹介します。旬のホットな雑貨たちに囲まれて、暖かくホッとするようなひとときを過ごして欲しいという想いを込めた「ホットな雑貨で、 ホッとしよう。」というコピーとともに、キャンドルホルダーから漏れた光が、お部屋の中で星空のように広がる世界をビジュアルで表現しました。よく見ると、リボンの流れ星も。さて、この冬のビジュアルはどうやってできあがっていったのか、その制作風景を見ていくことにしましょう。
■夜空の光の秘密はこのシートに
キャンドルスタンドから漏れた光が、星空になる。星だけではなくて、バックやノートなどの雑貨のシルエットも浮かんでいる…という幻想的なシーンを切り取ったのが今回のビジュアル。それを実現するための仕掛けがこちら。透明なビニールに白色を印刷したシートです。印刷していない透明部分が光を通して星になるという仕組みです。
色つきのシートも用意。オレンジや紫の部分は半透明の印刷なので、色とりどりの光が生まれます。
■ライトもいろいろと準備
そしてこちらが用意した光源。どんな光がちょうどよく映るのかは、実物を用いた検討が必要です。白熱電球や懐中電灯、LEDタイプなどさまざまな種類のライトを用意しました。
こちらのLEDはリモコンで色が変えられますよ。これを使えば、カラフルな夜空が再現できるかも!
■さっそくシートを光らせてみる
シートを円柱状に丸めて、その中心に先ほどのLEDライトを置きます。
そして、ライトを光らせてみると…。思った以上にすてきな趣きに。寒い冬の夜空を照らす、温かな光です。
LEDライトの色を変えてみたら、こんな変化が。色とりどりの明かりを混ぜることにより、より美しい仕上がりが期待できそうです。
■雑貨のカタチの光は、別に撮影
特にビジュアルの中で強調したい、雑貨をかたどった光はひとつづつ個別に投影をして撮影。
スポットライトの前に、さきほどのシートを円形に切り抜いたものを取り付けていろいろなカタチを投影しているのです。
■流れ星用のリボンも撮影
お次はプレゼントラッピング用のリボンを流れ星に見たてて撮影。実は2020年のロフトのシーズンビジュアルには、この冬だけでなく春、夏、秋とどれも「プレゼント」の象徴であるリボンが登場していたのです。リボンは贈る方には巻くときのうれしい気持ちを、贈られる方には開ける時のときめきを感じてもらえる、人と人とのつながりを表しているアイテムとして登場させているんですよ。
■最後に各画像を合成をして完成
最後に、撮影した画像を合成していきます。ビジュアルの中心となるのは光があふれるキャンドルスタンド。
その周りにカラフルな雑貨をかたどった色とりどりの光を配置させます。キャンドルスタンドからまるでプラネタリウムのように投影されているかのよう。
さらに小さな明かりを加えると、ほら、まるで満天の星空。ロマンチックな仕上がりになりました。
さらにさらに、リボンの流れ星が加わって、目指していたキャンドルスタンドからもれる光の夜空のできあがりです。
■完成したビジュアルはこちら
完成した「お部屋の中の星空」のビジュアルがこちら。このビジュアルのように、心をわくわくさせてくれるような旬の雑貨との出会いを、この冬もロフトで楽しんでいただけると嬉しいです。
この「BLOOMING WINTER」の完成ビジュアルは、11月2日(月)から店頭でご覧いただけます。全国のロフト各店舗で見かけた際には、ぜひお近くからこのキャンドルスタンドと星空をご覧ください。「BLOOMING WINTER」のビジュアルは、ポスターやPOPのほかに動画もあります。動画はYouTubeのロフト公式チャンネルでもご覧いただけます。
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記事配信日:2020/11/02