コトキジ KOTOKIJI

あこがれの万年筆を使いこなそう

知っておきたい万年筆の基礎

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#ステーショナリー #胸キュン文具

使い手の個性が文字に表れ、書くことを最も楽しめる筆記具といえば万年筆。ぜひ1本は持っておきたいもの。「趣味の文具箱」編集部が、万年筆を快適に長く使い続けるための基礎知識と作法をご案内。

■万年筆の各部名称

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【吸入式】

ペン先(ニブ)
尻軸
胴軸

キャップ
クリップ
キャップリング
天ビス(天冠/キャップトップ)

カートリッジインク
コンバーター

【ペン先】

ペン体
ペンポイント
ペン芯

【両用式】

胴軸

ペン先(ニブ)
首軸

キャップ
クリップ
キャップリング
天ビス(天冠/キャップトップ)

■クリーニング方法

【吸入式】

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まずは尻軸(吸入ノブ)をつまんで左に止まるまで回転させ、タンク内のインクを排出して空にする。腐食の原因となるので、インクビンには戻さず流しなどに廃棄する。

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コップなどに水を入れ、ペン先を入れてすすぐ。尻軸(吸入ノブ)を右に回して水を吸入し左に回して排出する。水を何度か交換し、インクの色が出なくなるまで繰り返す。

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ペン先を軽く振って水分を切ったあと、柔らかい布やティッシュでペン先を包み込むように軽く当てペン先やペン芯に残った水分をできるだけ取り除く。自然乾燥でもOK。

【カートリッジ式】

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カートリッジ式の場合は、まずカートリッジを抜き、水を入れたコップなどに首軸全体を浸けて軽くすすぐのが基本。水を何度か交換してすすぎを繰り返し、汚れが強い場合はそのまま一晩、水のなかに浸けて置いても効果的。

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コンバーターがある場合はコンバーターを付けて水の吸入、排出を繰り返す。ない場合はブロアーや水差しなど、注入量が微調整できるものを用意し、首軸から少しずつ水を差してインクの色が出なくなるまで繰り返す。

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洗浄後は、首軸内の水分をしっかり取り除くのが重要。柔らかい布やティッシュに首軸側をぽんぽんと当て、首軸内に残った水分をしっかり取り除く。水分が残っていると、カートリッジ内のインクが漏れ出すことがある。

■インクの充填方法

【吸入式】

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吸入式(および両用式の万年筆をコンバーターで使用する場合)は、まず尻軸(吸入ノブ)を左方向に止まるまで回す(ピストンがペン先側に移動)。

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インクのなかにペン先全体を静かに沈める。吸入の途中でペン先がインクから持ち上がると空気が入って十分な量のインクを吸入できないので注意。

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ペン先全体をインクに浸けながら、尻軸(吸入ノブ)を右に回して吸い上げる。量が不十分な場合は、再度左回転で排出、右回転で吸入を繰り返す。

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たっぷりインクを吸入したら、尻軸(吸入ノブ)を少しだけ左回転させてインクビンにインクを2〜3滴戻す。その後、尻軸(吸入ノブ)をもう一度、右に止まるまで回す。

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不要な紙やティッシュ等を机の上に置き、ペン先を下に向けて軽く振ってペン芯に残った不要なインクを振り落とす。勢いをつけ過ぎて、ペン先を下にぶつけないよう注意。

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柔らかい布やティッシュをペン芯に軽く当て、過剰なインクを吸収。首軸やペン先の根元に付着したインクを、包み込むように拭き取る。こすって傷を付けないように注意。

【カートリッジ式】

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胴軸を首軸から外し、規格の合うカートリッジを垂直に挿す。カートリッジの先端に十分穴が開くよう、しっかりと押し込むのがポイント。すぐに書き出したい場合は、カートリッジを軽く押したり、ペン先を軽く振ってペン先にインクを届ける。


提供:枻出版社

媒体名:趣味の文具箱 vol.30

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「文房具を愛し、人生を楽しむ本」として生まれて10年。30号記念となるこの号は、内容盛りだくさん! 無限に広がる文房具の楽しい世界を堪能してください!
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記事配信日:2014/11/01

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